駿府城普請細川忠興掟十三カ条 酒は小盃三杯まで 

三連休の2日目。各地の人出は凄いの一言。

羨ましくもみなさん強者としか言いようにありません。

空気感染も有り得そうな新コロウィルス、感染経路不明者またぞろの中、「よくやるよ」・・・ではありますが。

昨日の東京は391人。400代に慣れてしまってこの数字が「少ない」と感じるようになってしまうのは恐ろしいことです。

まぁいつものように水・木曜日あたりに度肝を抜かされることになるのでは・・・私は法事がありましたからどちらにも行けませんので嫌味の一つ二つは言いたくなります。

 

ここで気になること一つだけ。昨日の段階で東京都の感染者は「37708人」ということになったといいますが、その中で「再感染」の有無について聞こえてきませんね。

ナイなら無いとハッキリとアナウンスしそれを強調して欲しいものです。

「幾度でも罹ります」なんてことがあればワクチンの効き目など刹那であって意味がないに等しいですからね。

 

法事は年末が近づいて迷ってはいたもののやはり「今年中に」ということでここへ来て「えいやぁ」という具合で予定が入っています。越年1月2月の寒い時期に行うよりも今のうち・・・という法要もありますね。

参列者を絞るなどの対応をされていますので「二人っきりですが・・・」などと恐縮されての開催もあります。

勿論、法要後お斎の会食は一切ありません。

 

法要のお話は昨日、善導さんの「至心懺悔」を拝読したことから。それが無ければ報恩感謝の念は生まれませんからね。

その「懺悔」は「ざんげではなくさんげ」と濁らないということから。

濁らないということでもう一つ「三昧-さんまい」を。

人々のよく口にする「贅沢三昧」と濁る方も引き合いに出していました。

 

濁る濁らないで言えば当方経典で頻出の「微妙」がありますね。経典上その文字は「みみょう」。こちらはブログでも以前記したことがあったような・・・

阿弥陀経中の発声もそれは濁らず「微妙香潔(みみょうこうけつ)」ですね。

意味は若者がよく使う「ビミョー」の意ではなく「無茶苦茶素晴らしい!!」でほとんどその真逆です。

 

昨日は「完甘-ししかい」という名について記しましたが日本語は本当に難しい。

 

昨日の夜は大河ドラマに引き続きNスぺのドラマ「こもりびと」を見ました。

社会問題となっている引きこもりについて真面目に向かおうとする意欲的作品でした。

各キーワードが出てきましたが私が一番に頷いたは「同調圧力」でしたね。そして終盤の父の懺悔の声が痛切でした。

 

さて、昨日の続き。駿府城普請、細川忠興掟十三カ条からその六条目を。

まるで会食、酒が伴う席についての事を細かく色々仰る都知事殿の如し。

 

 

御普請中振舞禁制事付面々べんたうをもち寄

          一所ニて喰候は不苦酒ハ小盃三盃之事

 

今回の御普請中につき振舞酒は絶対ダメ。

弁当を持ち寄って一所で食べるなら、まぁいい(苦しからず)。

酒は「小盃三杯まで」にすること。

 

私は量的にその小✖3について呑べえさんにとってどうなのかは知りませんが、やはり相当少ないような。

問題はそこでストップが効くものか甚だ疑問。

しかしここまで記した掟を破ったとしたら(実際に居たと思います)やはりキツイお達し(成敗)があったのでしょうね。

 

ここでも問題を惹起するであろう事案を予測し事前に摘み取ろうという意図が見えますね。

「人間」は酒で身を亡ぼすということは昔から言われてきたことですからね。

 

画像は昨日の大河ドラマのエンドで園城寺三井寺が紹介されていましたので。

③画像はその時の1カットと同じ位置の図でしょう。

園城寺から見た比叡山と琵琶湖。

天台宗比叡山を攻略した信長は比叡山と仲が悪かった園城寺に陣を敷いていて、こちらで正親町天皇の和議仲介を引き出しています。

 

①②は園城寺の別院の一つ「微妙寺」。

こちらは「みみょう」ではなく濁って「びみょうじ」でした。本尊は平安期の十一面観音。

病禍から免れようと願う参拝の方がいらっしゃるといいます。