ミロクの辻の首なし地蔵(再) そして小径を上がる

相変わらずの東京は新コロ新規感染者200人の大台を突破(221人)。そして「GO TO」のおかげで今地方への拡散傾向が顕著です。浜松はクラスター発生以来県内でも突飛にその数字を伸ばしていますし県内全体的にこれまでよりずっとその<賑わい>の数字が出ていますね。

 

全国的には人口密集地の都市部に多く出ていてそれは合点できますが最近では東北地方にその増加傾向がありますね。

先日のニュースで東北地方の名所に「GO TO」を利用して向かったという年配者ご夫婦へのインタビューがありましたが失礼ながらそれには苦笑してしまいました。

 

観光地に赴いたものの名所に付随する飲食店が軒並み休業状態で「ご飯も食べられなかった」と。

中央の施策は「イケイケ」、地方の受け入れ側としてはシャットアウト・・・そんな感じがしないでもなし。

 

昨日は「GO TO」ポイントゲットのためにホテルの豪勢な宴会セットを予約してドタキャンするという例があることを知りましたが、何から何までやることなすこと欠陥だらけで税金の無駄遣いもイイ加減にしてもらいたいものです。

大手旅行代理店にカネを廻して救済するというのが目的とはいうもののボッタくり詐欺まがいの連中の小遣い稼ぎの材料となっているようですからね。

 

さて、拙寺のバス遠足については本年は中止にしましたが来年こそという具合にその予定(今年の行程と同じ)を回文で発しています。やはり最近の傾向、5月のGW直後に設定したところでした。

ところがどうでしょう、ここに来てその「GO TO」に関してGW

頃まで延長するかも・・・との報道が。

この件、「GO TO」についての疑問はさておき、バス遠足参加者皆さんの旅行代金の多少に直接関わる事案となります。

よってもしやそのような決定が為されるのでしたら旅行の予定日を変更し4月の桜の季節に合わせてみようかと心変わりしています。

 

さて、今度のバス遠足は以前も何度か記していますがその二日目岩船寺から歩いて「笑い仏」そして浄瑠璃寺のコースが目玉です。観光バスの旅行ではそうは設定しにくい「笑い仏」が入っているところがポイント。

ちょっとばかりわかり難い場所でバスは勿論軽車両でも無理でしょうね。

 

ただしコースとしては上記岩船寺-浄瑠璃寺からの往復の2コースとミロクの辻からのコース③がありました。

 

この弥勒摩崖仏は普通車程度なら絶妙の奈良方面からのショートカットの道ではあるもも、岩船寺の裏山を下りた場所に位置してなかなか案内し辛い場所。普通車一台程度の駐車スペースはありますが。

やはりこの道から進むには車の乗り捨てに躊躇します。

 

以前この弥勒摩崖仏をブログにて登場させた際、その道路の向かい側(岩船寺側)のしっかりグーグル地図にも記された石仏をさらっとアップしていましたがそちらが「首なし地蔵」で弥勒摩崖仏と道を隔ててありますのでスグわかります(場所はこちら)。

どういう経緯でいつこういった姿となったかは分かりません。

まずは大抵の「首無し」は明治の廃仏毀釈が思いつきますが。

なにしろ「首なし」の名称は人によってはイイ感じがしませんね。全国にその名称の仏さんがありますので日本人は結構にその「首のない」ものを恐れながらも名づけることがお好きのよう。

そしてこの岩船寺裏山に上る小径の門番の如く佇む「首なしさん」、やはり地蔵とはいうものの地蔵菩薩とは言い切れませんね。やはり「首切り地蔵」についてはこちら

首なし、首切りに比較して「笑い」は奇特。あちらで集合写真でも撮りましょうか。楽しみです。