田中城の名は地元通じず 上寺の城 田中神社から

昨日は榛原病院の定期健診に。

以前人間ドッグはリスキーのようなことを記しましたが、考えてみれば検査をしないで治るはずの病気の発症を見過ごすことのリスクを天秤にのせれば自ずからその正解は導き出せるワけで予定の通り受付40分前に奥方と順番を。

6番7番でしたからやはり1時間前に来なくては1番は取れませんね。

 

先日一口羊羹をあっという間に完食する等、甘いものラッシュということもあって血糖値はことに警戒していましたが、概ねいつもと同じような数値でした。

結論は「おいしいものの食べ過ぎ」というヤツ。運動不足も指摘されたのは奥方も同じです。

ご夫婦でいらっしゃい・・・と最後の問診と結果発表の際、先生は奥方にしきりに「目方を、目方を」と仰っていましたが関西系の方でしょう・・・

心臓の調子は心電図とX線画像を見て「問題なし」とのこと、嬉しい言葉でしたが「これを維持するよう・・・」といわれてもね。どうやって? ・・・私は心臓は電池のようなものだと思っていますので。消耗しいずれ切れるもの・・・。

「ほぉっ」と思ったところはX線画像の心臓と大動脈の外観を映され「問題なし」と。大動脈の予期せぬ破裂はかないませんからね。

胃の中のポリープ数個の指摘もありましたがこれも「問題なし」と。気休め以上の安心を得ることができました。

まぁぶっ壊れている箇所は自覚・無自覚含め多々ありますが。

真夏の太陽の下をここぞとばかりに歩いても効果はありませんね。太り気味との指摘はコロナのせいということで。

 

さて、昨日は「針薬方」に登場する明智十兵衛の名について記しましたがその十兵衛が居た場所というのがこれもあまりにも突飛で驚いた近江田中城との件。

ただしその地といえば大河ドラマの足利義輝の台詞にもあった朽木にも近いものですから私は気持ち的にまんざらデタラメな話ではないような気が。ちなみに番組では雪が降る庭園が背景にありましたが、おそらく朽木館のそれを意識した演出だったはずです。

 

城跡の場所は高島、安曇川町田中字大畑(場所はこちら)ですがこの「田中」とは「高島七頭」と呼ばれる清水山城の高島氏(越中氏)を中心とした分家衆の一つで田中、朽木、平井(能登)、永田、横山、山崎の7家の総称です。

山崎氏以外、すべて佐々木高信を祖とする系統になります。

江州佐々木南北諸士帳 13 高島郡の記述にも朽木同様重ねて「田中」が記されていますが出自は佐々木高信と同じ系列ながらその後も朽木と田中は姻戚関係を続けていますので関りは深いものがあったはずです。

 

そういう点からも地縁のみならず朽木・・・田中は近しいものでドラマで朽木に現れた光秀が突如田中に登場したとしてもある程度理解不能にはならないところ。

果たしてどういったカタチでその文献を取り入れるのか・・・

 

その「田中城」ではありますが、地元ではその名はお城としては知られていませんね。

私は安曇川の田中神社を目指したのですがそちらの古老に「田中城」の名で「検索」をかけるもまったくチンプンカンプンでした。

地元での名称は「上寺の城」「上寺城」が主流。

 

やはり城郭大系にも「田中城」での索引はありません。

表題は「上寺城」となっていて別名として小さく「田中」が記されていました。

「上寺村の上の山に在り」(近江興地志略)とのこと。

 

あのとき私はまずは田中神社を目指して地元のグラウンドゴルフ場にお邪魔。そちらを目指せば何とかなると思いました。

寒い日でしたが焚火を楽しむ地元古老に田中城の位置を聞けば

「知らねぇなぁ 神社はそこだが」。

 

③が付近の丘の上から見た集落の図。

少々朽木方面に行くと上寺の集落が④。⑤は琵琶湖に並行して南下する道。

 

⑥~は昨日の榛原病院。

コロナかな?と思ったら対応してもらえるようです。

安心です。

「二週間以内に静岡県外~」の文言は苦笑しましたが。

 

山城歩きができなくなったことが運動不足に直結しています。