石造文化財の宝庫「頭塔」 奈良のピラミッド

11月の米国の大統領選はどうでしょうね。

傍観者としてあってもあのトランプが消えてくれることを望みます。

今のところはトランプ不利の報があってワクワクさせられるところですが前回も大ドンデン返しがありましたので安心できませんね。

 

トランプの腰巾着みたいなこの国のマスクのオッサンはあ奴が消え去れば困っちゃうのかもしれませんが、世界の大多数はやはりトランプの消滅は望むところではないでしょうかね。

特に世界で協調して事にあたらなくてはならない事案山積の今、アメリカオンリーの政策をゴリ押しする彼は世界のネガティブ案件です。

 

環境問題、特に地球温暖化について「温暖化はフェイク」などと持論を展開する彼の再登板は全地球人の不幸につながります。

毎日40℃近い高温の夏について異常気象を思わぬ日本人はいないと思いますが、昨日はGreenlandのニュースを見ました。

2019年のデータですが土地を覆う氷床の融解量が観測史上最多となる5320億トンだったというもの。この数字は世界の海に前年より1日当たり300万トン多い水が流れ込んだということだそう(オリンピック用プール6個分の水が毎秒注がれることと同様)で何が困るかといえば海面上昇の件です。

 

世界には海抜の低い地に住まわれる人たちがたくさんいますが当然の如く海面上昇そのものによって生活が脅かされるほか、台風、大雨等の災害への脆弱性を露呈させます。

 

その他人種、宗教等による多様性を認めず好戦的で陰謀など裏工作を得意とする人が世界を率いるアメリカの指導者になってもらっては困るのです。

東洋の片隅から密かに願います。バイデンの勝利と次期女性大統領の道筋を。

 

さて、先日は奈良市内の室町期の爪がき地蔵について記しましたがその通りを東に、要は飛火野、春日山方向に戻ったところ、「高畑町」の交差点手前に「頭塔」なる墳墓、段状のピラミッドがあります(場所はこちら)。

奈良期の創建といい当初の呼び名は「土塔」(どとう)。

そちらから「頭塔」(ずとう)に変化したといいます。

東西南北の各面に十一体の石仏が設けられその古仏の殆どが重文指定。

南面のみ修復が檀上にされていませんので土と木々に覆われています。五輪塔は後世のものでしょう。

 

以前は南側に料金所がありましたが閉鎖されています。現在は「ホテルウェルネス飛鳥路」というホテルに管理委託されていますので、そちらのロビーで300円也を支払って入場します。

 

奈良の中心にあたる地ではありますが、あまりにもメジャーな遺物が点在する地ですのでそれらに埋もれがち。これほど特異な形状のものは滅多にお目にかかれない代物。観光客の吸引に至らないということはやはり石仏は地味なのでしょうね。