般若寺平重衡五輪塔 浜松41℃オーバー体感

今年のお盆は2日ほど多かったせいでご本尊等本堂内各打敷の片づけは昨日の午前中に行いました。

庫裏は朝7時にして31℃を回っていましたが人間という者はバカと言うか環境への適応が早いというかその「当たり前」に「いつものこと」と平チャラの躰でいました。

すると奥方は「ネコが死ぬ」とエアコンをONに。

まぁその力を借りなければこのご時節やってられませんね。

人間も動物も。特にネコは毛皮を羽織っていました。

庫裏よりも本堂御内陣は蒸し風呂状態、さっさと仕事を片付けていつもの雑用タイムに。

 

この日は一昨日立てたポールのベースにコンクリを打っておしまいの日ですので11時には雑務は終了になりました。

よって浜松での所要を1件済ましに奥方と久々に天竜川を渡ることになりました。

新コロ発症者拡大と何故か日本で一番HOTな地として名乗りをあげた浜松で所用もありましたが、その温度を味わってみたいものでした。

 

車内に表示される外気温の上昇は期待通り。

自宅を出立する際は35℃で「大したことないのでは・・・」という感じでしたが菊川-掛川-袋井と36、37、38と急上昇。

天竜川を越えたあたりでついに40℃の表示になって車内で歓声が上がっていました。

 

市内に入って暫くすると41℃の表示とあいなりました。

「テレビで言っていること(41.1℃)と同じだ」と奥方と顔をみあわせて感心していました。

帰宅するとその件、各ニュースの冒頭部分で報じられていました。

 

不思議です。

天竜を渡って相良に向かうにしたがって先ほどと逆、どんどん温度計は下がっていきました。浜松オンリーの特異現象ですね。

結論・・・41℃も35℃も陽ざしの下は体感として大差なし。

自宅に帰って点けっぱなしのエアコンの28℃で「涼し~い」のレベル。

温暖化が続けば「40℃」などに驚かなくなるのでしょうね。

 

これから時間をもてあますようになりますが、それでは例の国道157号線温見峠を・・・と検索してみれば通行止め箇所があってダメそう。こればっかしは奥方は「一人で行ってくれ」ですが。

どちらにしろ157号コースはどこかに宿泊しなくてはムリな話。まぁどちらか泊まりでなく日帰りならばOKでしょう。

 

さて、本日も般若寺の五輪塔。

平重衡です。

ご存じ南都焼討の張本人でいわゆる奈良の仇。

故意か事故かはわかりませんが通称「東大寺大仏を焼き払った」ことで有名な人。

一ノ谷の戦いで鎌倉勢に捉えられて鎌倉に護送されるも奈良の宗徒面々の怒りは収まらず木津川で斬首(→千手の前)。

その首が般若寺門前に晒されたと言います。

 

昨日同様、失政の恨みは凄いですね。

恨んでいる方たちといえば「奈良仏教界」。南都を灰燼に帰されればそこまで恨まれるかもしれません。

首を晒すことは敵対勢力への一つの宣伝行為ではありますが、この件ばかりは只の「恨み骨髄」でしょう。

 

こちら般若寺が南都の入り口であることがわかります。

重衡軍を待ち構えたのも般若寺、首を晒して辱めを受けさせたのもこちらでした。

私も南山城、木津方面から南都に「進入」しています。

 

晒首では近年にあっても江藤新平の例がありましたがその件はあまりにも政治的宣伝でした。晒首の画像をばら撒いて見せしめにもしましたからね。

現在もその画像はネット上に散らばっています。お国に逆らうとこうなるばかりに・・・

では国民に背いたらどうなる・・・