土岐氏と朝倉氏の関わり 笏谷石狛犬 十五社神社

昨日の東京は14人。神奈川5人。東京は二けたに逆戻り。

それでも「解除」の宣言はしたいようです。

この「言葉」は恐ろしいですよ。

 

まずその意味とは①禁止や制限をやめてもとの状態に戻すこと②一度成立した契約などを破棄して契約前と同じ状態にすること・・・

要は私ども「お調子者」人間はすべてがこれまで通りに戻ったという錯覚に陥るのです。

これは自由復活の宣言として受け取るワケです。

 

「さぁ、今日は飲むぞ~」「繰り出すぞ~、遊ぶぞ~」となれば元の木阿弥。

 

勇ましい事を発することがお好きなのが総理殿なのはわかりますが腹の中ではきっと解除はヤバいことくらいうすうすわかっているのでしょうね。それをやらざるを得ないのはカミさんの突き上げなのかも。

都知事主導の自粛ルールに「店が潰れる」の恨み節だったよう。

 

まぁそれはともかく、経済界からの突き上げがあるのでしょうがここ静岡の田舎者の目からすれば「やりたくないけどやらなくてはならない」ものといえば消費税ゼロ%。

なぜならこれからやってくるであろう超絶不況に対処できないから・・・

よって大きな買い物の購入を考えている方は「今」ではありませんね。いやいやながらでしょうが、たまりかねて消費税を一旦はゼロにせざるを得ない時がくるはずです。

不況、恐慌はタイムラグがあるものですからね。

 

最近は日本全国地震が頻発していますが、ここで前回「東日本」級のデカいのが来たとしたらダメージとしては相当なものになるでしょう。これだけはカンベンしてもらいたいのですが、無常は迅速。その際、原発の一つも吹っ飛べば日本はお終いです。

 

さて四国堀といい大桑城といい越前の臭いが漂ってくる地ではありますが、これは土岐氏と朝倉氏との関わりが強かったということです。

 

土岐頼芸が支えた十五社神社ですが、実はそちらに越前から来た狛犬が奉納されている件あってそれを一見すべく訪問しました。一対の狛犬ですがそちらには「天文九庚子年(1540)」「奉土岐氏神」とあるとのことでした。

 

それが何故に越前か・・・と言えばその狛犬の材が「笏谷石」なのですね。現在は福井市をブラつけばその「笏谷石」を見ることができますが、朝倉氏は笏谷石を越前国外にほとんど持ち出さなかったようで越前朝倉氏に土岐頼芸が発注したのか朝倉側の贈品なのかはわかりませんが、とにかくこちらにも越前-美濃の関わりの深さがわかるのでした。

 

神社を見回すとその狛犬は箱入り狛犬。

それだけのものを風雨に晒しているワケはありませんし、小型のものですから不届き者に「ちょっと拝借」などという悪夢もありうるところで。

 

①②の奥に本殿が見えます。③④は本殿前の狛犬。

⑤⑥⑦⑧は参道脇の小社磐境神明宮。苔むした狛犬がありましたがいい味を出しています。

 

⑨が笏谷石の狛犬。岐阜県観光連盟サイトより拝借しました。

 

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コメント: 4
  • #1

    くりくり (日曜日, 24 5月 2020 23:05)

    もう、何十年も生きてきたのに、最近思うのはこの社会がかくも脆弱だなんてなんなんだってことですね。日本沈没とか富士山爆発とか、カタストロフは映画の中のことだったはずなのに。じゃ、どうするってことですけど・・政治はどうする、自治体はどうする、宗教はどうするって。

  • #2

    今井一光 (月曜日, 25 5月 2020 07:39)

    ありがとうございます。
    政治屋もお役人もそれを言えばブン殴られるところでしょうが、「宗教は・・・」に関していえば少なからず私の場合は「阿弥陀さんにおまかせ」でありその無常世界に生かされている「私の命」をたんたんと全うさせていただくという感覚がますます身近になってむしろ与えられた機縁として受け入れるのみですね。
    そこで先日の与謝野晶子の「人事と天命」を持ち出したのでしたが天命とは私で言えば如来さんからのこたえ。
    仏教は孫悟空と釈迦の掌ではありませんが、人間の持ち合わせ企図計略など諸煩悩は時として一蹴されるくらいに限定的である(無常)ことを私に提示してくれるものであって今の状況はそのことを強く知らしめてくれていると存じて日々得られる遭遇(知)をよろこんで受け入れる・・・それしかないような。
    とにかくすべての権威者(政治・経済)とそれを支えて恩恵を享受してきた私どもは「反省」を求められているのでしょう。
    これまでの未知の病魔との遭遇は100年おき・・・と言われていましたがその時その時にその「反省」はあったはずで、またその再来を予想していました。しかしこの大慌てと政治の無能振りはそれら反省が生かされてこなかったということかも知れません。
    やはり「文明」とは「バカ」だったなどと投げやりになりますね。

  • #3

    がつお (月曜日, 25 5月 2020 16:07)

    解除…本当にいいんでしょうかね。

    さて、このところの山県シリーズですが、私も桔梗塚にいったような気がするんですがあまり山県方面に行った記憶が無いんですよね。
    以前岐阜で仕事していたことがあって、そのときに桔梗塚のような階段を上がり誰かの墓を見に行った記憶はあるんですけど桔梗塚だったのかの記憶が無いんですよね。
    テレビでもタレントさんが行ったのを見たことがあるのでその気になっているだけなのか???です。

    そういえば、もし帰蝶の絵馬を見に行った際には少し遠回りになりますが岐阜市長良のプレリュードという洋菓子店を休憩場所におすすめします。
    某乾杯番組では本木さん(道三)の回にリボンにべーさんが行っていましたが、岐阜市内であれば私はこちらの方をお勧めします。
    3年間岐阜にいましたが、このお店のおかげで体重がみるまに増えてしまいました。
    今は喫茶を閉鎖しているようですが、奥方様が甘党であればぜひ。
    それと、ご子息はその後息災でしょうか。

  • #4

    今井一光 (月曜日, 25 5月 2020 19:02)

    ありがとうございます。
    解除はあの方の今の世情、無能無策ぶりを指摘されての不人気度up、upの状況をイチかバチかのバクチのようなもの。
    ここで経済復活の狼煙と人々のはき違えた「願い」に応えるべくそのアナウンスを出したのでしょうがもし、その勝負がウラ目に出たとしたら善良な市民には大きな犠牲も覚悟しなくてはならないでしょうね。
    何もなくもし収束に向かうことがあれば「どうだオレのおかげだ」を吹聴するのでしょう。まぁ私ども庶民はコロナにはうまいこと立ちまわりたく思います。
    とにもかくにも自身と家族が罹らないよう、またいつ罹ったとしても適切な対応ができるよう準備は怠らないようにしたいと思います。
    お騒がせした愚息は仕事を3日休ませていたたき、回復、仕事は留守番、電話番からと配慮していただいての復活を遂げたようです。
    おかげさまでコロナではなかったということですが、今熱が2日も続けば本当に慌てさせられます。親バカ以前の問題だとは思いますが市民の不安を真っ先に解消する医療体制が求められます。

    さて、3年もの長い間、岐阜にいらしたとのことですがどこに居ても金華山と長良川は視界に入ってくるのでしょうね。景観も歴史の深さも申し分ない地で少々羨ましいものがあります。
    桔梗塚の件ですが、私にもそういった経験が多々あって不思議な思いをすることがあります。記憶の曖昧な部分と、テレビでの実況が重なってワケが分からなくなるといったところでしょうか。
    そういえば番組で岐阜の道三バージョンがありましたね。
    岐阜市内の街路レベルまでご存じでしたら楽しく視聴されたことでしょう。
    岐阜行は奥方に早々に却下されていますので「帰蝶」絵馬は確認に行くことはできませんがいつかの機会の岐阜行脚のために記憶にとどめたいと思います。
    まだまだ岐阜については私、初心者であります。
    尚、奥方のその却下の理由は、テレビ放映されたからにはどこかの不届き者が世界に一つしかない「帰蝶」が奉納した絵馬ということで、既に「頂戴済」との指摘。
    あり得る話で承諾。


    当家奥方も私もともに甘党で以前と言えば「糖尿病になるやも知れず」と不安になったものです。最近はかなり自重するようになりました。