従五位下(貴族)の称号 命婦 ネコ好き一条天皇

昨日の東京は何と39人。

御前崎では20代男子が一人増えました。掛川の陽性患者の同僚ということでクラスターでしょう。

東京の数字を見てそれほど下がるものかとの驚きもありますが、少々半信半疑。

 

まぁこの勢いで終息に向かってくれればとは思いますが、これまでやってきた政策色々の後手後手から考えてまともに「はいそうですか」と信じられる数字ではありませんね。

どうせ少し経てば「元の木阿弥」という図式も想定されるワケで。

 

そもそもの最大の不審やはりPCR検査数を抑えてきたという姿勢。今更「歯科医でも検査ができる」という話が持ちあがっていましたが、その運用内容をしっかり確立してからアナウンスしてくださらないとね。

 

誰かの「思いつき」なのか実現できないことばかりブチ挙げての自然消滅の様を見続けています。現場がひっちゃかめっちゃかになることは間違いないところ。

 

そしてパチンコ店に関して閉店自粛しろ―絶対しないの不毛の綱引きと開店前の行列を見ていれば、そう簡単には「許していただけない」のではないのでしょうか。

それは誰に・・・勿論見えない敵にです。

シュワちゃんの「プレデター」の存在を思い出しました。

 

さて、昨日は龍安寺裏山、圓乗寺東陵から登っての愛猫家宇多天皇の大内山陵について記しましたが、この山腹(朱山)に一条天皇(981-1011)の陵墓、円融寺北陵があります。

この名称、円融寺はかつて仁和寺の末寺、元はその名の通り円融天皇の勅願寺だったといいます。

二陵並立で向かって左側には堀川天皇陵墓がありますが、そちらは通称「後圓教寺陵」(のちのえんきょうじみささぎ)。

こちらも退位後仏門に入ったことを意味しています。

 

その一条天皇といえばやはり宇多天皇と同様、ネコ好きではひけを取りません。

ネコはセレブの愛玩動物だったのでしょうかね。

 

最近ではソーリ殿がタレントコラボの動画を公開して世間から「貴族動画」とおちょくられていました。

例のやんちゃな暴走でお馴染みのその奥様がちゃっかり「いいね」をプチしていたなど「とんだヤラセ」と夫婦でダブルバッシングにまで至っていましたが、その「貴族」なる語は猫缶(キャットフード)の商品名「猫貴族」以来久しぶりに耳にしました。

 

その一条天皇のネコ殿の名前が「命婦のおとど」。

「命婦」(みょうぶ)とは女性官位で従五位下以上、いわゆるよくいわれる「貴族」の範疇です。「おとど」は「大殿」。

今の世はペットブームでネコ派?イヌ派?の主張をよく聞くようになりましたが、その一条天皇は完全なるネコ派であっことがわかる記述があります。

 

この件、宇多天皇のそれよりもずっと人口に膾炙している清少納言の枕草子に登場しています。

 

「うえ(宮中)にさぶらふ御猫は かうぶりにて(官位をいただいて)『命婦のおとど』とていみじうをかしければ(無茶苦茶かわいい)・・・」です。

 

枕草子 - 第九段 『うへにさぶらふ御猫は…』で検索すればたくさん出てきますがこちらを拝借。

 

なお、この「さぶらふ」が「さむらい」の元。

そういえば「猫侍」なる時代劇もありました。