ヤバいのはここ相良なのかも 一乗谷史料館

通夜式の今ならではの形態。

17時読経開式、参集は家族のみ。

式終了から1時間程度各焼香を受付するものです。

そうすることによって人が一斉に集まる事はなく、大きな「集団」を回避することができます。

よく考えたものだと感心しました。

そういった臨機応変は何事にも必要ですね。

ただし「感染者から4m」の距離にもかかわらずウィルスが確認されたといいますから、完全に「密集」を避けることはできません。

 

東京は新規感染200人前にして足踏みをしてくれています。

166人と昨日からはダウン。少々安堵の一喜一憂ですが。

この1週間どうなることやら。

 

そして昨日お聞きした信頼できるスジからの話。

父親が亡くなって訃報を聞いた東京在住のその息子と娘が当地まで自家用車で向かったそう。

それは当然の流れでしょう。

 

その件聞いた親族の方が「それはマズイ」と二人に連絡を入れて相良来訪を諦めさせたとのこと。

二人は牧之原まで既に到着していたそうでインターを出たところで電話で説得され再び東京方面に反転したとのこと。

 

果たしてそこまでやる必要があったのかそれが正しい事なのか疑問には思いましたが聞けばその親族の一言「もし(ウィルスが)出たら二度と町を歩けなくなる」にその母親(故人の妻)は息子ではなく自身が施主になることを決断したようです。

 

今、東京在住の子息を葬儀であっても呼び戻せば「石が飛んでくる」件、噂でも何でもなく事実のようです。

中には家に落書きなどの嫌がらせを受けた例もあるとのこと。

 

ハリウッド映画のアメリカ南部の保守的、閉鎖的地域の人々の各パターン化した描写がオーバーラップしてきました。

これが「不条理」なのか、とも。

 

誰でも病気になるときはなるのだから「いいじゃん・・・」はこの田舎町には通用しないようです。

相良恐ろしを改めて感じたのでした。

ということで今回のその家族の方策が正当とあれば、今後強行して首都圏から親族を呼び戻した挙句「ウィルスを撒き散らした」ということになれば周囲からボコボコにされかねませんね。

 

当分の間、横浜の息子は相良出入り禁止。

都内在住の皆様も墓参は遠慮していただかなくてはなりませんね。他府県ナンバーへの目、尋常ではありませんね。

 

画像は一乗谷朝倉氏遺跡資料館の中庭の石塔模造品。

井戸枠は一乗谷からのものですが、あの手の石造品が現存しているのならいずれは拝見したいものです。