若狭(鯖)街道 朽木の手前の崖っ淵 信長の隠れ岩

未知との遭遇にあって人々はどちらでも井戸端会議風「論壇」花盛りの様です。静岡の感染者は一気に4名増えて8人。

いよいよ庫裏へこもりっきりになってその「井戸端」でさえ参加したくなくなります。

 

先日のウィルス罹患初期症状の「味覚と嗅覚が無くなる」の件は素人の一つの判断指標となりました。

これはかなり信ぴょう性が高いのでは・・・各方面からその情報は上がっています。

 

また、最近になって囁かれ出した~まだ「噂」程度のものではありますが~「BCG接種をしている国の感染者数は少ない」→「BCGが新型コロナウィルスに有効」という件、面白いところです。私ども日本にはその予防接種を取り入れていますので「へぇ~」と少しばかりうれしくなりましたね。

日本において比較的発症者が少ないというところ、各国で「不思議」の声が上がっています・・・ひょっとしてそれか・・・とも。

 

今のところ半分「眉に唾」程度と思いますが、実際に感染者に対する死亡者の割合を見るとBCG接種を取り入れている国とそうでない国との比較では歴然の違いがあります。

日本では高齢者の死亡率が高いものがありますがそれは接種が常態化した1951年以前の世代だから・・・という論理も成り立ちます。

ちなみにイタリアとアメリカにはそのシステムが無いようですね。

 

それなら私たちは大丈夫・・・などと言って大手を振って外を出歩く気にはなれませんが・・・。それはまだ確定したおはなしではないということです。

ただし気持ち的には優位性を感じてしまいました。

ということで息子の乳幼児時代の検診手帳を引っ張り出して確認するほどでした。奥方と私においてはそれを接種した記憶がありますからね

 

 

以前ニューヨークの地下鉄でマスク着用の東洋人がただそれだけでブン殴られたというニュースがありましたが、マスク嫌いの欧米人は今、こぞってマスクを取り合っていますね。

 

マスクに完ぺきを求めることはできませんが、それなりの効果は出ているでしょう(効果なしを言う人は多いですが・・・)。

感染の確率は下がるでしょうし、また何より他者に対しては大いに有効でしょう。

 

トランプも自国民にマスク着用を推奨しBCGの効果を検証、もしそれが有効な予防につながるのでしたら大至急それを国民に接種させた方がいいのでは・・・。

今一部の国の機関ではその検証に入っていると聞きます。

 

どちらのエライ人たちも一度決めたことを曲げるのがお嫌いです。

特に当国でいうあーでもないこうでもないの「経済対策」のあれこれ決まらないこの時間というものはバカらしく感じますが、結局終いにはやることになるのでは・・・と思う「消費税をゼロ」の件、現状頑なで譲歩する様子は見せていません。早々にオリンピックの日にちだけは決めたようですが。

そっちの方が「心配で心配で・・・」という御仁がいるのでしょうね。

 

これは撤収戦の下手を打つ姿を見ている様です。

要は次のチャレンジを見据えての立て直しという発想が出てこないというわけか・・・。

未練たらたら適格な決断ができないとはまさに愚か。

 

いわば今の日本は崖っぷち。

今後の倒産ラッシュに超絶大不況が見えているのにもかかわらず悠長なものです。

ここはキレイさっぱり消費税をゼロにしてまた出直すというのがよろしいかと。国民の半数はそれを待っているのでは・・・

 

さて、昨日記した鯖街道(若狭街道)朽木は織田信長の金ヶ崎(またはこちら)からの逃走経路としても歴史に登場する場所です。

浅井・朝倉はじめ明智光秀も松永弾正も家康、秀吉も登場する戦いですから比較的登場人物はオールキャスト的。

大河ドラマではさらりとやるかしっかり描くかは微妙なところですが(大抵は一目散に逃げるシーンでおしまい)私は朽木の領主朽木元網をどう描くかも興味があります。

信長が「必死の形相で逃げてお終い」でしたらその演出はないでしょうね。

 

画像は鯖街道国道367号線。

朽木三ツ石信長隠れ岩(場所はこちら)。

急傾斜で荒れた足元、スグそこ・・・とはいえ辿る道をも不明になりつつある場所です。

何よりカメラ片手の登攀はキツいものがあります。両手はあけて軍手の装着が望ましいですね。

もし滑落したら酷いことになりそうですのでここばかりは「自己責任」と記させていただきます。

川の中のあのデカい石を見て「ひょっとして・・・」などとまた山の上を見上げては不気味な思いに襲われもしてきます。

 

私どもからすればここいら辺りで信長が討ち取られていればと考えると以後の余計な戦いによる血は流れずまた、大いに違う歴史があったのかとも思う所ですが、信長のこの撤退の早い決断は彼にとっては大成功だったというわけです。

窮地の判断力は生死にかかわります。

 

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コメント: 2
  • #1

    がつお (火曜日, 31 3月 2020 11:30)

    東京都の検査数がオリンピック延期後に飛躍的に増えていますね
    23日56人 24日74人 25日95人
    26日87人 27日143人 28日244人
    29日330人
    (東京都新型コロナウィルス感染症対策サイトから)
    これだけ出来る能力があるのであれば、なぜもっと以前からやらなかったのか。
    そして、この検査結果が一両日中に出ると言うことは東京都の感染者数を想像するだけでも恐ろしい限りです。
    昨日は東京都の検査機関分の数字が計上されておらず、その分が今日に加算されるということは官房長官は否定していましたが4月1日に非常事態宣言も現実味があるのではないかと思いますね。
    それを想定した準備を今日中にしておいたほうがいい気がしてきました。
    他県の知事は土日も仕事をされている方が多いですが、都知事の姿を土日に見ることは無いような気がします。(知事の出勤は不要不急の外出ということでしょうか)
    愚痴ばかりでですいません。

  • #2

    今井一光 (火曜日, 31 3月 2020 19:01)

    ありがとうございます。
    まず愚痴の件、まったくOKですね。
    三毒といわれる煩悩の一つですが息子が先日言った「悪人正機」からすれば
    それこそ仏に生かされている人間でして、それいいことに私など年がら年中
    愚痴ばかり。
    今の惚けた政をみていれば庶民の口から出るのは愚痴でしょうが、平常時とちがう
    こういう時こそそういった日頃鼻の孔を広げてお偉い事を並べたてる人たちの
    力量というものが測れます。
    自身の立場が民のためとしての親身の仕事のためなのか俄かセレブの成り上がりの振る舞いなのかはだいたいわかるというものです。
    それを見て愚痴しか出ないのは当たり前ですね。

    医師たちの「手遅れになる前に」(非常事態宣言出せ)の見解がありますよう、限界は近づいているでしょうね。体裁を気にされているのか知りませんが政府は先行してそういった出る意見を必死でもみ消しますね。
    そういうのもそういった結論は勇ましくソーリの口から・・・というのがお決まりのようです。国民の苦渋はウィルスではなく政治にあるのかも知れません。
    東京の感染者は78人の発表。
    「さぁどうする」(映画「スピード」の台詞)・・・