遺影のバックはうっすらブルー桔梗色

昨日も日曜ということもあって法事。四九日と納骨の日です。

降雨予報があって朝から雲行きが怪しいこともあり石屋さんが朝から気をもんでいました。

何せそちらの墓石は古いタイプの石塔で、一番大きな「竿」と呼ばれる石とその下にある四角形の石を外して納骨する方式です。

最近は滅多にお目にかかる事はありませんが、そうなれば素人が手を出すレベルではありません。

 

クレーンのブームが入る場所でしたら大した苦労はいりませんが案外石屋さんはテクニックを持っていて、2人がかりではありましたが、「これならユニックを持ち出すまでもなかった」と思わせるほど難なく作業を進めていました。

雨に降られたら滑りますから、それはまた話が違ってきますが。

 

そういうお墓の場合、気になるのは「容量」の件。

要は開けてみたはイイが今回納骨する余裕があるのか・・・ということ。こればかりは「前回」からインターバルがありますので皆さん「記憶にない」というのが普通で「開けてびっくり」なんてことはよくありますね。

以前は入りきらないのでもう一基墓地を求めるなどいう方もありましたが、急遽改変工事(瓶を取り除くなど容量アップ)をして納骨を遅らせる選択肢もありました。

 

今回はやはりいっぱいいっぱいで、ギリでした。

次は何とかしなくてはならないと判断して、故人の奥様は私はあと30年生きるので「それまで何とかして」と息子たちに

「私はもっと新しいお墓がいい」と笑顔で付け加えていました。

 

私が思うにお墓に入るまでの期間が「あと30年」いただけるというのは上出来の類。奥様の弁は昨日の「勤修至無余」の如く故人の前で「満点まで生き抜く」の意思表示だったのでしょう。夫に先立たれての空虚な時間には何か違うもので埋め立てていただければ。

 

午後からは婦人部と総代が集まって、今後の段取り。

葬祭社担当も同席して「遺影のバックどうする?」という話になりました。

同座の方たちから色々な色味案が飛び出して不安にさせられましたが私が一言「ブルーにする」で決着。

担当者のぶっちゃけ話を聞きました。

「ブルーは免許証のバックみたいでみなさん嫌います」と。

それも「私が青が好きだから」で一蹴。

まぁ何でもいいのですがね。どうでもイイ件でした。

 

その「青」といえば桔梗。

来春からはその色味が画面を踊ることでしょう。

画像は桔梗紋が各目につく土岐、崇禅寺。