麻薬と同じ塩中毒 塩分摂りすぎ 深大寺そば

日本人の「塩」の摂取量「平均10g/1日」は世界的に多すぎるようです。

先日のNHK「食の起源」という番組のテーマが「塩」でした。

日頃は食物に関しての頓着はなくそのテーマでなかったら視聴しなかったでしょう。

 

自らの意思で健康を害するであろう外部からの色々のうち、ニコチンとアルコール等の合法薬物嗜好品へ心を奪われる習慣は私にはありませんが、そういった外部からの危険そうな化学物質、塩化ナトリウムの受け入れに関して、かなり限界まで摂取していることは間違いないところでしょうね。

 

「塩」に関してその多量摂取は血管を痛め、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中にがんなどの原因となることは明らかになっていますが、いったい私はその10g」(日本人の平均)と比べてどうなのか・・・と不安になります。

ところがその「10g」は世界の推奨値(WHO)「5g」の2倍。

日本人の「塩分摂りすぎ」の根拠です。

もともと生命維持に必要な量は2gだそうですからそれからすれば5倍の塩分を摂っているのが日本人だったのでした。

その「2g」で生活をしているマサイの人に塩をなめさせた画像がありましたが、「なんだこれは・・・」といったような、あたかも毒を喰らった如くの顔で吐き出していました。

小さい頃からそういった習慣がなかったといえばそうですが、とても新鮮な画像でした。

 

番組中一番に衝撃的だったのが「塩中毒」の件。

マウスに塩の味を覚えさせるよう、塩で味つけした餌を与え続けてそれを無塩のものに突然変えるとマウスの脳に「麻薬中毒患者が麻薬を欲しがるときに増える特別なタンパク質」が現れたとのこと。

塩は麻薬と同じだったということです。ということで一時は毎日のようにラーメン屋に通っていた「奥の墓道氏」はかなりの塩中毒者になっていたということでしょう。

最近はラーメン断ちが成就できているようですが。

彼の血圧はかなり高かったですからね。

合点がいくところです。

 

とにかく私も、塩味は美味いしくクセになるところは大いに理解しています。若い頃は何でもかんでも「醤油と塩」を余計に使用していました。

最近はサラダでもドレッシング無しを心がけるなどはしていますが、どうしても醤油は欠かすことができませんね。

よってその日本人の平均値「10g」超えはやはり覚悟していて、警告通りの病魔あれこれの発症には怯えています。

 

気休めとは思いますが「解毒剤」としてカリウムの多い食物を摂ることを心がけますが、それはそれでカロリー過多。

太り気味ですね。特に冬は・・・。

 

画像は深大寺名物の蕎麦。

先日の武蔵野行脚、そこに辿り着くまで昼食を我慢していました。

近くの段丘の上に近隣の小学生たちが管理する蕎麦の耕作地がありましたが、昔からこちらは稲作不適で蕎麦が作られていたといいます。

 

蕎麦のうまさは私が勝手に思うに「そばつゆ」によると考えていました。

それが塩味が濃いか薄いか。蕎麦そのものについての評価ができないといのは何ともお寒いはなしですが。

つゆが薄味だとインパクトがなく物足りなさが、どうしても・・・

濃い味に慣れている私はこちらのつゆの味に衝撃を受けました。きっと塩中毒に侵されているのでしょう。

それでいて甘いもの中毒にもなっていますので手の施しようがないのかも。

 

これからいよいよ塩分糖分ともにコントロールしていかなくてはイケません。

自分の血管年齢を知りたくなりますね。若返らせなくては・・・

 

②③は江戸名所図会の深大寺。

③文言は

「深大寺蕎麦 

当寺の名産にして 味わいもっとも佳なり 

            都下に称して 深大寺蕎麦といふ」