思いやむ 困ったときの頼みごと 遮光器土偶と石人

昨晩の風の強さときたら台風並みでしたね。

あばら家の内部にいれば外やら中から、もはやデタラメといえるほどの大音が入り混じって私としても「知ったことか」とただ爆睡を決め込むのみ。深夜において成す術はありません。

朝になってみれば案外いたっていつも通りの様でまったく深夜の暴風が不思議だったこと。

このように「結果オーライ」がいつまで通用するのかわかりませんが、とにかく無事でした。

安堵させられ嬉しくまた有難し。

 

午後から所用で出かけましたので午前のうちにその前日の伐採材+αを処理場に搬入。

750円と久し振りに通常の倍以上の重量となりました。

もうしばらく乾燥させれば2/3くらいになるのですが、週末の雨予想では元も子もありませんので諦めました。

 

さて、昨日は年配者の外出時の「もしもの加害行為」への対策としての保険について記しました。

こればっかしはちょっとした「外出」も一か八かのバクチのようなもの、「結果オーライ」は続くワケもなく。

私の如く暴走予備軍は早いうちにそんな保険に入れていただきたいもの。

 

私が当地に来て耳にする言葉、そしてかなり違和感があったのは

「思いやむ」ですね。

本当に相良の年配者(特に女性)はそれをよく使うよう感じます。

その語は「思い止む」だと「あきらめる 思いとどまる」の意ですから皆さんが使うそれはどちらかといえば「思い病む」方でしょう。

「病む」とはなんて超ネガティブな・・・と思うところ大でその意は「病的に悩む」ことですからね。

何においてそれほどのネガティブ表現を使うかというと・・・まずは「外出」ですね。

なぜにおいてそれほど「外出」が病的になるかといえばそれが各部位発生する「痛み」と「トイレの近さ」でしょうか。

ということで拙寺の法要でのテーマはとにかく「外出」・・・寺参りでもいいから外に出て「刺激」をうけるべし・・・で健康寿命の維持をすすめます。

 

昨日はまた先般池袋で発生した年配者による暴走事故の被害者が先頭に立ってその件「お国も動け!」と傍観しているのではなく何らかのアクションを起こすべきとのメッセージが発せられました。

免許証の更新継続に厳密な医学的ハードルを設けよというものですね。勿論年配者の移動システム充実に配慮しての提案でしょうがそれは本当に難しい問題です。

 

私の知っているアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故といえば、年配者(75歳以上)ではないですからね。

その75歳以上の運転免許保有者数は約513万人(2016年)で2006年の約258万人と比して10年で倍増とのこと。それが2021年で600万人越えするというデータがありました。

 

交通事故がその世代に増加傾向があるというのは「年齢だから」というよりも、その総数も多いということもあるかも知れませんが・・・。

まぁ数字的には75歳以上の運転者の事故は右肩上がりで増えているということは事実ですのでやはり目立ちます(免許人口10万人当たりの75歳以上の運転者による死亡事故件数は8.9件、75歳未満3.8件)。

これは自動車会社がこのようなアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を想定していて無視してのことか、知らなかったかわかりませんがオートマチック車をバンバン売りまくって事故対策を怠ってきたことに相違ないこと。

運転者責任で済ましてしまう剛腕ぶりが見えてきます。

 

良識あるというか、少々運転に覚束なくなった方々があの池袋の件を目の当たりにして次々と免許証の返納に警察署へ赴いて激増しているとのこと。

どうするのでしょうかね・・・こんなド田舎に住まう者としては移動を考えるだけで「思い病む」ことになります。

重い荷物を抱えて食料品も買いにいけやしません。

 

そこでこんなデータが・・・

「運転を止めると要介護になるリスクが8倍」と。

あまりにも衝撃的です。

「車の運転をやめた」は境内での日常会話にもあってとても「潔いな・・・」と思わされましたが、それは自らの首を絞めることにも繋がっていたのでした。私もそういった方に心当たりがあります。

安易に免許証を返納することもまたリスクがあることをお忘れなく。人は運転技量の維持だけでなく家の中とは違う「すべての景色」に刺激を受けて神経細胞を伸ばしそれを維持しているのです。

免許証返納と同時に崩れ落ちるように老化が進むのではかないません。

 

本日は仏教が伝来する以前の信仰の対象を2題。

信仰というか呪術というか不明な点はたくさんありますが、おそらくその時代時代の人々の思う事は「安寧・安心」しか考えられません。

いろいろな思いと悩みがあっての存在でしょう。

 

遮光器土偶と石人についてはテキトーにググってくださいますよう。どちらも東京国立博物館にて。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    今福 (木曜日, 21 11月 2019 23:36)

    貴殿のコメント毎日は拝見しておりますが、世の中のことを批判刷るばかりのコメントですね。貴方は、批判するのは、勝手ですが、一体何様のつもりでしょうか?

  • #2

    今井一光 (金曜日, 22 11月 2019 07:04)

    ありがとうございます。
    一介の坊主です。
    御不快でしたらどうぞご退場を。