田沼意次300年 資料館特別展示 昨日は1200人超え

大河ドラマは「もう間に合わない・・・」というため息がNHK番組担当の間に広がっているそうですね。

来年1月放映開始まであと1か月チョイですからそういえばそうでしょう。

私も日曜朝の日曜美術館をパスしての(まず普通にそれを見るにゆっくりできない日時です)夜の再放送にチャンネルを合わせる習慣もそろそろ飽きて来たところでしたので、戦国時代大河ドラマの放映は期待していました。

 

しかしどうやらそれはムリのような。

編集と少々の撮り直しではもう対応不可といいます。

劇中セットは次々に作り直すそうで、あの薬物容疑者登場のシーンを新しい役者に差し替えるためにまたセットまで作り直して次々にそれを変えていくという作業を繰り返さなくてはイケないそう。

そもそも他の配役の人たちを急きょ今一度集めなおすなど気が遠くなるほどのスケジュール調整があるはずです。

 

まぁたかが演劇。画面中の「つくりはなし」ですからね。

ちょっぴり残念ではありますが延期はやむを得ないでしょうね。無理なものはムリですから。

 

今年の視聴率最低更新の大河ドラマにあって次回のものも一部の戦国時代ファンを除いて期待している人たちも多くはないでしょう。

昨日も記した通り、下衆な芸人を連れてくると後から痛い思いをするということ、つくづく思い知ったのでは。

「身体検査」に関して今回の件は首を傾げるところがありましたしね。あとはNHK内部の問題。

責任者は腹を切る思いでしょうが。

撮りダメした約10本分、うまいこと作り直してくださいな。

 

さて、昨日は「田沼意次生誕300年」の大名行列当日。

法事で忙しく「別世界」に居てその状況はまったく知り得ませんでしたが、お斎の最中、史跡研究会の小澤会長から電話がありました。

史料館展示物のうち「本日で展示終了の品があるので見た方ががいいよ」とのお知らせでした。

 

ということで帰宅後15時前に史料館へ。

まだ小学校グラウンドは賑やかで、お祭りムードは満点でした。

史料館にはなかなか珍しい展示物が並べられていて、聞けば史料館学芸員長谷川氏が各所有者にかけあって借り上げて展示に辿り着いたと。

お軸に刀剣、古文書、そして旧家から出た古伊万里の大皿たち・・・初めて拝見しました。

それにしても1階の通常展示場所+2階会場のセッティングは「殆ど2人で・・・」とのことで、そのご苦労を思うと唖然とさせられます。

 

あの手のものを所有者に頭を下げて借りまくりこれから返却に向かうのでしょうがそれも大変な労力です。

保険の類については聞き漏らしましたが期間中「何かあったら・・・」を考えるとさぞかし胃が痛むでしょうね。

 

大名行列等盛況で相良周辺の駐車場はいっぱいいっぱいだったそう(海岸からシャトルバスを用意)。

驚いたのは昨日だけで史料館の来訪者が1200人を超えたということ。史上最高のようです。

長谷川氏は朝からずっと館内案内で喋り通しだったといいます。お疲れ様でした。

 

②は発掘箇所、昨日あった現地説明会あとの現場。

 

次の相良のイベントはその史料館の2階で催される藤田覚先生の講演会です。

 

「田沼意次遺訓と田沼時代」 東京大学名誉教授 藤田覚先生

12月8日(日) 午後2時~3時30分 (1時30分開場)

牧之原市史料館2階ホール

参加自由 申込不要

牧之原市社会教育課 0548-53-2646

 

「戦国時代」という言い回しに「田沼時代」の語彙を記しましたが個人名を「〇〇時代」のように記すことも「前代未聞」のことであると一昨日の大石学氏が講演会で仰っていました。