金箔瓦に「チキリ」 駿府城発掘品 チキリ締め

一昨日は富士山に初冠雪があったとの報せ。

要はこれから「冬本番に突入しますよ」ということですが、昨日は朝のうちはトレーナーを一つ着込むほどではありましたが、陽が昇るに従って気温は上昇。

いつもと同じ半袖シャツで外出しました。

奥方が罵るには「夏は今日が最後だからな・・・」です。

温暖化が叫ばれる昨今、まだまだ「ノー天気」な陽気はありそうです。それにしても良かったです。

台風21号が反れてくれて・・・。アレが来ていたとしたら日本は立ち直れないほどの打撃を受けていたでしょうから。

 

「ノー天気」な陽気は海水温を高め、台風の勢力とコースを19号と同様にするでしょうから、まだまだデカいヤツが来る可能性があるということですが。

 

さて、昨日は静岡にて所要があったわけですが、その帰りがけ、ついでに先日見られなかった駿府城出土品の追加展示の品々を見てきました。

これは駿府城の発掘現場に行けばいたって気楽に見ることができます。

奥方は「毎度ここへ連れてこられる身にもなりなさい」などと息子に画像付きメールを送っていたよう。

 

見たものは「チキリ」。

なかなか聞き覚えのない語ですが、大抵は木造建築等、材と材の接合部分に使用いるパーツです。

両端が広く中央が狭くくびれた形状になっていて大きさは材に合わせ作ります。

特に古い木造建築物に見かけることができますが、その「チキリ」が駿府城発掘現場の慶長期天守台下の堀から出たのです。

勿論、石垣と石垣を繋ぐもの。材質は鉛製です。

繋ぐと言っても重量保持を期待するものではありませんので、微妙な石積みのズレを防ぐもの。

ただし石垣の崩壊は少しのズレをきっかけにしますので、大切な配慮でもありました。

 

④は先日の画像①のポールの近くから。あの高さが石垣のトップであったということ⑤。