壮大城郭の片鱗 駿府城発掘現場とRWCファンゾーン

台風19号の進路、進路予報にある地にいる方はまったく気が気ではありませんね。

昨日は当地より東寄りのコース予想で「こりゃあ何とかなる」などと少しばかり余裕が出てきた風の事を記しましたが、昨晩の気象庁の進路図を見たらドンピシャのピンポイントになっていました。

12日土曜夜9時に上陸とのことですが、最悪、電柱・電線は吹き飛んで、音信不通・・・久々の恐怖を感じさせられるのでしょう。

 

沖縄滞在中といえば900hp代前半の勢力の体験は当たり前の如くあって、もしやの失うものに関しては自分の命だけです。

堅固な鉄筋コンクリート製借家住まいでたとえ何かが壊れたとしても大家さんが修繕してくれますので殆ど心配などありませんでした。

 

ところが今の状況はうって変わってすべてが私の管理責任下、それも構造物は脆弱な木造家屋ばかり。

先般も有無同然と記しましたが「同然」とはいっても無い時の方がまったく気がラクですね。

週明けに「何事もなかった」(禍のことです)などとニッコリしたいものです。

 

さて、昨日は駿府城坤櫓について記しましたが、それとは別に盛り上がっている件が2つあります。

11日からの公開とのことでしたが、例の金箔瓦が300点以上追加で発掘されています。

あまりにも量が多く公開する場所がないという嬉しい悲鳴が聞こえてきます。

当然でしょう家康が駿府に本格的な自分の城を建てるにあたって秀吉の建てさせた城を完全粉砕させたといいますので、その象徴たる「金箔瓦」はバラバラに壊されています。

中には原型を止めている瓦も出ているようですが。

 

発掘現場は発掘区域や堀底以外の立ち入りの制限がありませんのでちょっとした散策に非日常を大いに楽しむことができます。何しろ「凄い城だった」ことを全国に知らしめてほしいですね。

姫路城・大坂城そして江戸城を強烈に凌ぐ城郭がそこにあったのでした。スケールに関しては画像③を。

 

ちなみに①画像の奥にあるポールは高さ12mです(堀底部立ち上がりからは20m)

そのトップが天守石垣の上段面と等しく、そちらから六層の天守がそびえていたといいます。

あり得ない話ですが、「天守再建」などあったとしたら資金面は無視するとしてやはりこれまで見たことも無いような、城郭のイメージを完全に覆すような「城」となるでしょうね。

 

豊臣時代の天守閣址の堀下に今川時代の城址があると考えるのが一応のスジ。そうなればそれを探るのが歴史学の使命でしょう。よって天守再建はナイと考えます。

 

あと一つ、駿府城公園の出し物はRWCのファンゾーンエリア。

巨大スクリーンが発掘現場から家康像側にありました。

昨日、台風襲来のため撤去中止になっていましたが、私どもは雰囲気だけでも楽しむことが出来ました。

いいお天気ともなれば画面は見にくいのではないかと考えますが技術は向上していますね。テレビ画面と同様うまい具合に見ることができました。

 

駐車場料金払って「テレビ見てるのか」と奥方に囁かれ、ハッと気づいて退散しました。

入口のチェックで、「カメラの持ち込みは禁止」だと。

聞けば「スマホの撮影はOKだがカメラはダメ」といいます。

バックの中身の検査はしていましたが、そのカメラを「武器のおそれ」としたものではないですね。持ち込みに関しては許していただきましたので。

ただ「撮影はしないように」とのこと。意味不明ながら了承して入場(無料)しました。

 

日本人4外国人6の割合だったかと。

イングランドの国旗のスカートの如くのアレをつけた男たちなど北欧系の大柄な男が日本の30℃の陽ざしを浴びて肌が赤く日焼けし、その上に日焼け止めを塗りたくっていて滅多にお目に掛かれない景色を見ることができました。

 

カップはフィッシュ・アンド・チップス。珍しモノとして飛びつきましたが・・・

 

真昼間からビール飲みまくりの様を口を開けて見廻していました。試合前に彼らとは駿府城内ですれ違いましたので日本の城の偉大さを目の当たりにしていたはずです。