桜ケ池の「大自然の異変」の指摘 首切り坂と鯉の墓

昨日は平日の法事前の支度でドタバタしているところに電話がありました。

ナンバーディスプレーにて0120と0800の発信先でない事を確認して応答すれば掛川市の観光課とのことでした。

 

そちらに関わる施設のご担当のようでしたが私の「ブログを見た」というお客さんがあってその件で電話を掛けたといいます。

内容は一言「首切り坂はどちら?」の質問でした。

 

状況はだいたいわかります。

掛川市の運営する施設、観光課ですから掛川城か二の丸美術館あたりだと直感しましたがそういえば先日ブログにて記した通り二の丸美術館で高天神城関係の企画展が開催されていましたね。きっとそちらに来られたお客さんがたまたま拙ブログに「こんなの載ってるが」とその場所について質問をしたのでしょう。

 

一言で高天神城の戦いといってもその攻城戦に関して今の市町村区割りでいえば旧大東町の掛川市、菊川市、島田市、御前崎市、牧之原市など広範囲にわたります。

さすがにそれら地域での小競り合いなどの詳細が不明であったとしても無理もない事ですね。

そこで「わかりません」と断らず、来訪者のちょっとした要望に対応し応える姿を、「ひょっとしてダメかも知れないが『見せる』」事への意義は重大なる配慮ですね。

そこのところよくわかる親切心。

 

「首切り坂」はいわゆる浜岡(御前崎市)の「桜ケ池」東側から城峯山方向に向かう下り坂途中にある徳川方と武田方の斥候同士の遭遇戦の旧跡。

渥美源五郎勝義の活躍の場ですが数年前に地元有志が看板等整備していましたね。

サイト内「高天神城お散歩ツアー」にそちらの画像を掲載していました。

拙ブログを見てアクションを起こしてくれる方がいらっしゃるということ、これもまた有り難いことです。

 

さて、そちらへ向かうにはとにかく桜が池を目指すのが一番ですね。池を左に見てそのまま進めば左側にハチミツとかき氷の旗が立っている店があってそのまま坂を少々下れば左側に看板が見えます(場所はこちら)。

 

その桜ケ池の池宮神社の境内地、東側にやたらとパラボラアンテナが置かれている場所があります。

そちらの手前に一段高くなった土塁がありますが、看板が立っています。

人類が累々と重ねた自然破壊についての警鐘ですが、かつてこちらの池に棲む鯉620匹が死滅したことが記されています。

 

温暖化ガス二酸化炭素を消費(酸素に変換)してくれている大アマゾンに火をかけ消滅させようとしている「愚行」のウラにあるといわれる「ブラジルのトランプ」の件、つい最近まで報道されていましたが、世界へ「今そこにある危機」を知らせるいい機会になったかも。

 

散々に自らの森を開拓し、「コンビニエンス」を追求してきた私たちが今から森を壊してでも産業を興そうとする国に対して、「地球環境を破壊するな」などの「一見正義・・・」の論を振りかざしてヤメさせようというのも虫のイイ話に見えるでしょうね。しかしいったいどうするつもり・・・

頭の痛い話です。まったく。

 

桜ケ池の鯉の墓でした。

池の東端が②奥に見えますが、地蔵と祠が目印です。

そちらからさらに東に目をやれば④が。

③は④から振り返った図です。