あのとき京都を発ったその翌日 重文指定 真宗本廟

さぁ台風シーズン突入。

その前哨戦なのか秋雨前線は悪さをしています。

昨晩は息子と奥の墓道氏の居住する地域の水浸しについてテレビ画像を見ました。

車両はじめ住居への浸水があったようで、その後静岡県内にも大雨警報が発せられていました。

 

予報図には台風と熱帯低気圧、そしてそれらに発達しそうな雲の塊が太平洋の緯度の低いところでゴロゴロと発生していました。あんなものの1つでも直撃を喰らえば、「人生が変わる」ことになるかも知れませんからね。

温暖化を放置し、時に楽しんできたというフシのある私があの暴風雨に晒されるのは致し方ないのかとは思いますが、図々しく勝手とは思っても内心「今回も助かりたい」ですね。

9月7日は8月15日から順延された灯籠流しがあるようですが、また怪しくなりました。早めの御英断を。

 

大阪のお坊さんが法衣姿であおり運転をやらかして他人様に恫喝している様子がテレビほかネット上などでアップされていましたが、一言で凄い。

度胸があるというかある特殊な「生きざま」を見せつけられました。

 

若い頃「instructor」と記されたウェットスーツを着用したとき、まるでスーパーマンにでもなったかのような20%アップの高揚感を楽しんだものですが(同僚はそれを「魔法のウェットスーツ」に「インチキラクター」と)今、坊さんの生活として黒衣を着た際のスタンスは「冷静沈着」感をもって「-20%」があるべき姿と思いますが・・・。コレは「自分を殺す」こと2割ということ。

恰好にとらわれる事なく「ありのまま」を曝け出すことがイイのか悪いのか・・・事と次第ですね。

 

さて、今月号の同朋新聞の特集は真宗本廟(東本願寺)の六つの建物(御影堂、阿弥陀堂、御影堂門、阿弥陀堂門、鐘楼、手水屋形)に重要文化財指定のお墨付きを得ることになったということが(→新聞)記されています。

これは御門徒さん用の月刊新聞ですが実物は拙寺本堂にも置いてありますのでどうぞ。

 

また本山のサイトにもアップされていますが、日付は結構早い時期(5月17日付)で私はお恥ずかしいことですがまったく気づかずにいました。

その日と言えば今年のお寺のバス遠足で福井に一泊していましたが前日は本山で皆さんと大寝殿にてお斎をいただくなどウロついていたくらいでした。

 

この件、とてもよろこばしい事。

何せ「禁門の変」に長州勢に火を放たれて以来の苦難の道を歩んだお東の御門徒さん。

てっきり明治以降の建築物とあってそのような指定はあり得ない事と思っていましたので・・・。

私の一押し、大寝殿前の菊御門は2002年に指定文化財としての登録はありましたが・・・。

大切に後世に繋げていかなくては・・・