天気の好し悪し一喜一憂 見玉尼 小胡桃遺蹟 

一昨日のいいお天気から予報では再び雨降りになるとのことで、当地では午後からの降雨という予想でした。

午前9時に西遠、天竜川手前あたりの法要に向かう際、まるで私に対する嫌がらせの如くの本降り。

滅多に傘を持っての外回りなど縁がありませんでしたから傘の開け閉めの仕方も忘れて戸惑る始末。

 

雨が降る降らないは「天気の事だから仕方がない」「ごちゃごちゃ言っても始まらない」の件当たり前すぎてこちらとしてもそこは納得はできますがその雨によって心配ほか、やることが多すぎて各集中力を削がれることがその「悟り」には至らない理由です。その相手は不明ですが文句の一つも言いたくもなります。

 

たとえば、墓参の際にズブ濡れになった足袋や衣服はどうするか、焼香は、傘を差しながらの読経は、バスタオルは持参した方がいいか・・・等々雨の中での仕事は通常より+αの「雑念」が惹起してくるのです。挙句大事な持ち物を忘れたり・・・

 

日頃「おまかせ」とことあるごとに口に出す坊さんのクセにそのようなどうにもならないことに頭を悩ますことはオカシイと笑われそうですが、そのどうでも良さそうなところいつも心配しています。

よってお天気がよければすべてOK。

まぁ終わってしまえば「どうってことはない」で済んでしまいますが、実は蓮如さんもそのお天気に関して、「やっぱりね」と思わせる記述がありましたね。

 

それが見玉尼(蝶になった蓮如さんの娘)帖外の御文の最後の部分。

 

「ことに茶毘のまへには雨ふりつれども、そのときはそらはれて月もさやけくして、紫雲たなびき月輪にうつりて五色なりと、ひとあまねくこれをみる。

まことにこの亡者にをいて往生極楽をとげし一定の瑞相をひとにしらしむるかとおぼへはんべるものなり~」

 

蓮如さんの父としての思いでしょうか、娘を荼毘に送る際のお天気について語っているところ。

お天気にこだわっても「いいんです」。

 

さて、先日の史跡研究会では「小胡桃遺蹟の現説に行ってきました・・・」のご報告がありました。

今当地、地頭方地区は太陽光発電の開発が真っ盛りの様子。

そこである会社がそれを敷設するために山を掘り返したら弥生時代の遺跡が「出てきちゃった」ということですね。

7月13日の午前にまた説明会らしきものが地元の会館で催されそう。詳しくは松下氏あてにお問い合わせください②。

私はお盆シーズン参加は不可。

 

①は昨日の雨天の中開催された「ぶらり田沼」の様子。

定員いっぱいの皆さんを捌くご担当者殿、ご苦労様です。

特に昨日は「ぶらり」の主眼の徒歩はなく、全行程バスにての移動。致し方ないですが、対応がイイと思った次第。

雨がたまたまあがってくれたのはラッキー、例のほぞ穴のある本堂床下を長谷川氏が案内、説明されていました。

ちなみに長谷川氏は例によって殿様衣装。むしろお天気の行軍より良かったのかも。

次回は23日のボーイスカウトのみなさんの来訪があります。