東近江の青山は愛知川河岸段丘 人間到処有青山

雨の冬至は風もなく温かく感じました。

10時から法事の予定がありましたが8時30分頃に「今から足場を撤去します」と。

雨天ということもあって驚きましたが、撤収なら1時間もあれば十分だろうと思いGOしてもらいました。

撤去予定は木曜日でしたがこの遅延によって私なりの仕事が捗りましたのでとても有難かったですね。

 

今回の一連の工事で色々な若い職人と接しましたが一様に好青年が多いこと。

挨拶・笑顔・仕事のテキパキさどちらをとっても好感度満点でした。

 

学歴や職種で人物の程度を判定しそうな東京南青山あたりの「セレブ」とかいう人種が巷では話題になっていますが、彼ら若者の仕事振りを見て日本はこの手の若者たちによって支えられていることをあらためて感じました。

まぁ人間性というものについても背広とネクタイを付けてまた札びら見せつけて偉ぶっている連中よりも彼らの方が1枚2枚上手であることもわかります。

 

自らの変てこな発信・行為が自らのクビを絞めるという「ブーメラン」という語がそこかしこで言われています。

一言で自業自得というヤツなのでしょうが、あの件によって青山という土地の価値もステイタスとやらも下がりましたね。

ひょっとして世にいう「仕事の出来ない」人たちの一統かも。

246号青山通など自動車が走りまくって渋滞も頻発、空気も悪そうです。そこへきてあれら住人の変質者ぶりの露呈。

 

そもそも青山(せいざん)といえば「墓場」でしたね。

幕末の本願寺派の釈月性の「人間(じんかん)到る処 青山有り」・・・。

こちらはどこでも墓場になるという心意気でしょうから「所詮何でも、どこでもいい」ってこと。

 

近江の地名でも「青山」を耳にしますが一つは「あほ山」がなまって「青山」になったとも。

案外江戸もそちらを発祥としていたりして・・・

 

まぁ住環境でいえば田園調布や成城、また、都心により近い場所でしたらあそこいらより代官山の方が全然いいですけどね。まぁ児童相談所建設にムキになって反対する人は「青山新参モノの成金」(昔から青山に居住する方の談)といいますが・・・

 

私は田舎ですがこちら相良か沖縄に限ります。

喧噪の中に身を投じたくないですからね。

嫌味を言わせていただければ、どちら様も大層な権威も湯水の如くの札束をお持ちになっていたとしても棺桶の中には一切入れてもらえません。

以前は10円玉を6枚だけ入れるなど因習がありましたが、これは御法度でした。

 

東近江市に「青山」という地名があります。

画像はその青山町。

愛知川沿いの長閑な地です。

青山と言う地の青山さんご一統も歴史を感じますし地図の中心は寺と墓場でした(場所はこちら)。対岸は八風街道が走っています。川の上流が永源寺になります。

尚案内図に記された「Marguerite 愛Land 」の字面は旧愛東町を歩けば目につきます。

近くの道の駅の名称が「あいとうマーガレットステーション」

人間の温かみを感じる、そんな地なのだな・・・と思うところです。

 

墓というものは「街のはずれ」のイメージがしますが、古来から身近な場所というのが通例。

墓を囲むように住居が丸く外に向って町が発展していったという例が多々あります。

都市が拡大して墓を外に外にと追いやっていくというのも歴史ですが、みんな元あった墓の上に住んでいることを案外と知らないのでしょうね。

大したことない、どうってことはないことですが。