浅野長政改名 浅野稲荷 山科毘沙門堂参道 

昨夕、少々の騒ぎになった感があるニュースが日産のゴーン会長が逮捕されたとの報。

以前私の世話になっていた会社の主たる取引先が日産で近隣の追浜工場などへは何度か出入り(催事イベント手伝い程度)していましたから、その人のカリスマ性というか神がかった経営手腕についてその力量について聞き及ぶものがありました。

人間性についても当然に清廉でフェアなものとてっきり思っていましたが逮捕理由がかなりゲスっぽい内容でまったく驚かされました。

所詮人間、神がかった帝王なるものはいつかは墓穴を掘って転落するものなのですね。

あの人が社長さんの時代は毎年10億円(実はもっと?)のギャラをとっていたといいますから到底庶民レベルの感覚にはない「自己中」世界に陥ったのかも知れません。

長期に渡って権力を持つと腐敗する。それ古今東西どちらにおいても人間の有様ということでしょう。

きっと社内を恣意的に牛耳って好き放題にしたといった咎なのでしょうね。となると君臨していた神もとんだ食わせ者だったというオチになります。

 

へ~えと思ったのは日産社内からの内部告発があったといいますね。本当の悪慣例を排除するにはそれが一番の方策です。

会長と取締役の両外国人の解職で会社は相当額の人件費を削減できそう。当分の間は混乱するでしょうがイイ方に解釈すれば・・・また、他方面に於いてもその「内部からの指摘」は特に有効だと思います。

悪い奴、あくどい事はどんどん白日の下に晒してしまいましょう。

 

さて、あと10日も過ぎるとついに師走の声が。

恐ろしいほど時間の過ぎるのが早い、いや早すぎるよう感じます。急坂を転げている感覚です。

若い頃はそんな感じはなかったのですが。

私の「命のローソク」の残りがどのくらい残っているかはわかりませんが行く着く先はお浄土というのは確約されています。しかしやはりそれまでの経過については未知数。

これは当たり前の事でした。

 

師走といえば忠臣蔵。

日本人が大好きなお話ですからね。

昨日記した山科の毘沙門堂から「平常心是道」を進むと右側に朱い提灯と朱の小さな祠そして石の鳥居が塀越しに目に入ってきます。

提灯には「浅野稲荷大明神」と。

こちらが浅野稲荷社です。

京都市内堀川紫明の近くに「瑞光院前町」がありますが元はそちらにあった瑞光院とともに今の毘沙門堂の参道に移転(昭和37年)してきたといいます。

 

そもそも堀川に元あった稲荷の名は「朝野稲荷」だったそうですが浅野長政がその地に屋敷を建てるにあたって朝野→浅野と変えて鎮守社にし、その後に瑞光院が建てられたとありました(稲荷の由縁)

尚、毘沙門道石柱のあるお宅の表札は近隣ですが関係ありません・・・。