銅像建てるの建てないの 蓬莱橋に勝海舟銅像 新設

先日は今井信郎屋敷址に彼の像の除幕式があったという地元のニュースがありました。

そちらの白系の石材を使用した完成品は私的には彼のイメージとのギャップがありましたが、それはそれ地元有志の気持ちと資財が投じられていますので部外者の口出しは無用です。

 

しかしそういったモニュメントの素材として一番に考えられるのが銅像ですが、そちらはコスト的にかなりのモノになりそうですね。石材ですとコンピューターでサンドブラストすれば比較的安価にできるかも・・・今は石材といえば中国からですし。データもそのまま送って完成品を待つだけ。昔の石工は腕一本でしたが今の石屋さんは据え付けのみとも。これは石屋さんに聞いた話・・・。

 

静岡駅前の家康の銅像の他に「今川義元の銅像はないのか」とか「伊勢宗瑞(北条早雲)に武田信玄に太田道灌の銅像も建てちまえ」等かつてブログにも記していますがその手の像は出身地関係なく少しでも関りがあれば「建てたもの勝ち」の雰囲気があります。

桶狭間にあって駿府にない今川義元像の不思議はかねてから小和田先生が首を傾げていましたね。

現在の駿府城公園には家康の銅像がありますが、今度の発掘調査からして中村一氏の銅像なども候補に挙げてもいいかも(今川の前にそれはないか・・・)。

 

太田道灌の銅像も色々な場所に建てられていますし、銅像を建ててはダメといった規制などあるはずもなく。

資金面がクリアーできさえすればどんどん建ててOKなのがその銅像(場所の許可も必要ですが・・・)です。

地元自己満足的ではありますが観光スポットには成りうるアイテムでした。

 

今の相良という町は家康の仕事でしたし、それ以前は信玄も勝頼

も居て武田方の高坂弾正が海運基地(相良城砦)の縄張りを行っているといいますので上記どなたの銅像を建ててもまったく荒唐無稽とは言えませんね。

 

実は相良では田沼意次生誕300年を迎える2019年にあわせて銅像製作の計画があります。

まぁそれに関してはこれまで「あっても良かった」とは思うもので私も応援はしていますが、予算を伺えば確かに相当な覚悟が必要となります。

どちらにせよ完成後の「顔」次第で、好感度アップの反面、幻滅に繋がるという恐ろしい現実がありますね。

最悪の仕上がりとなれば公費の無駄使いなどいう中傷を受けるという不安がよぎります。

 

この人も鉄舟や泥舟らと相良に来ているといいますが、さすが島田はお金持ちと思ったのが勝海舟の銅像の新設。

昨日記した蓬莱橋の袂に立っていました。

今年の建造とのことでしたが、あの道の近くを走っていてこれまでまったく気づきませんでした。

 

 

④画像は今井信郎屋敷址の石像除幕式の図。

拙寺専属カメラマン?の池田氏より。

この対岸には中條景昭の銅像(上記「今井屋敷」リンク先)があります。