「大元興寺諸仏展」そのスジの敬服対象 薬師如来

昨日の地元NHKのニュースでは中部電力のお歴々の皆さん他、浜岡原発の再稼働計略を推し進めている方々には超ネガティブに、また再稼働に反する方には超ポジティブ材料について報道されています。

 

それが「御前崎市の海岸で、約660年前の巨大地震によって隆起したと見られる貝の化石を大量に含む層が発見された」というもの(NHKサイト)。

これは静大の地震の先生による「南海トラフを震源とする東海地震や南海地震」の連動性の証拠としていますので、そのような巨大地震に将来見舞われるということに震撼すると同時に、これまで私がその恐れについて指摘していました通りの海岸の「隆起」の存在とその確たる証拠が出たというのはやっぱ「再稼働はあり得ない」というところ。

 

懸命に津波擁護壁について宣伝している様子が見えますが、地盤が基礎部分が上下に動いたら論外でしょう。

ニュース画像からすれば御前崎灯台の下あたり。原子力発電所から僅かな距離です。

中電の今一つの「安全」の論拠はあの如くの岩盤の上に乗っかっているということなのでしょうが、なんといってもそれが隆起していたということですからね。

目先の利便性と収益のために生命の危機に及ぶかもしれない原子力というものに反対していこうではありませんか・・・今風偉い方の言い回しです。北海道の皆さん!、がんばってください。

 

さて、報道でもありましたが「大元興寺諸仏展」が開催されます。9月13日(木)から9月27日(木)までです。

元興寺(がんごうじ)はちょうど奈良興福寺の南側。

蘇我馬子が飛鳥に建立した日本最古の「本格的寺院」とのことで法興寺(現在の飛鳥寺)の後身といいます。

歴史を通して衰退は著しいものがあったようですが「興」の字繋がりの通り、仏教黎明期の初期仏教寺院を感じます。

 

昨日記した松下氏との会話の中でこちら元興寺の仏像について彼は何度かその寺の名を挙げていましたが、こちらには「かや一木造り」~164.5㎝~の平安時代の薬師如来があります。

勿論国宝指定の薬師如来でこちらの薬師如来を見ずして薬師如来を語れない風のそのスジの方々の崇敬を集めています。

通常は奈良国立にて展示されていますが、その展示会にあわせてほんの少しの距離ではありますがお里帰りするようです。

お寺の外観は布施氏より。春先の遠足にて。