自分は大丈夫 今の流行りもの「正常性バイアス」

昨日の相良は夏らしい青空が広がりました。

ここ数日は晴れとはいいながら薄い雲に覆われていましたので朝からの直射日光と青空は眩しくて新鮮、いわゆる「抜けるよう」でした。

奈良特急行脚の疲れがありましたが気持ちのいい朝とはまさにあのことです。ただしあいかわらずクマゼミどもの一斉喧騒攻撃は夜間の幻聴につながります。

 

ただし境内墓参の方の第一声は「暑いねぇ~」ですからそんな私見ポジティブ発言は禁物です。奥方に日々指摘されていますが「オカシイだろ!!」ですね。

あまりに青空がキレイでしたから横浜の友人に問い合わせればまったく同様「ド」がつく晴れといいながら画像を送ってきました(①)。

彼が言うには相良は西日本や首都圏と違って避暑地的に温度が低いようと。早く帰って涼みたいとまで。

なるほど此の地で38℃など見た事もありませんからね。海が近い事のメリットでしょう。

以前も記しましたが豪雨も少ないですよ(豪雨のラインは国道一号ライン)。先日も旧大東の土方、高天神近くのゴルフ場にてラウンドが中止になるほどの強烈な豪雨に見舞われたそうですが、その時も相良は殆ど降りませんでした。住むところとしては最高の場所です。

 

昨日ブログはセミはじめ「生き物」の旺盛な活動の宴が夏であるというような風を記しましたが私どもはセミに負けじと午前中のみですが息子と境内の草刈作業をしました。

 

私が駐車場のクラックから生えてきた雑草をバーナーで焼いていると見知らぬ女性の方が「どいた、どいたぁ~」とばかりに駐車場に車を進めて停め、這いつくばっている私を完璧無視(眼も合わせず)して境内ではない別の場所へ向かっていきました。

 

それを遠くから見ていた息子が「暑いんだからからかっちゃあいられねぇ・・・」といったところだろと。車も近場に置きたいし・・・。おそらくシルバーさんかバイトのおっちゃんとみ間違えられたのでは・・・まぁ何に思われようがどうでもいいのですが。

 

相良人は全体「とことん人はイイ」のですが、失敬な人間も散見されますね。人との接し方を知らないのでしょうね。人

見知りしてしまうのか・・・。それとも「知ったこっちゃあない」的確信犯か・・・

私は気が小さいものですから、ただただ見送るだけ。

 

小心者の私が先日の京都新聞にて「京都市北区の住宅街近くで、クマの目撃情報が相次ぐ」というニュースを見て驚愕しおそれ慄いたのは勿論の事。

今年は民家近くでの出没が多いとのこと。北区の目撃情報があるといいますが、本来クマといえば右京区というイメージ。

京都「北区」だから一番北側とは限りません。

 

京都銀行北桑支店(場所はこちら)は私がそこいらをうろついている時に奥方より「近くの銀行で現金を引き出して息子へ」という指令が入り飛び込んだ銀行です。

その時この画像を送って出金が可能かどうか奥方にお伺いを立てたときのもの。

 

結局そちらの件は「お話にならない」くらい初歩的な「無理」だったのですがその地は林業、伐採の盛んな地です。

近くの道の駅でヒノキのオイルを購入し楽しんでいますが・・・

 

私はそこでも山中を彷徨しました。何より怖いのが本物のクマ。これはクマゼミの騒ぎではありません。

関西系の山の独り歩きは幾度も重ねていますがいつも不安でなりませんね。びくびくと左右遠く近くを警戒して歩を進めました。

 

ちなみに「関西のクマ出没数ランキング」というものを眺めましたが1位は京都ですよ。

京都北には900頭が生息しているとのことでした。

彼らの事情、縄張りや食料不足色々あると思いますが要は彼らも活動域は「アース」ですからね。

 

「自分だけは大丈夫」というのが今流行りの「正常性バイアス」。山菜取りの年配者がクマと闘って負傷というニュースを時々聞きますが、みなさん毎度「大丈夫だろう・・・」のこころが先立つのでしょう。

人の鈍感というか「おいしいこと・たのしいことの優先」の気持ちがリスクを消してしまうのですね。何事においても。

 

行かないことしないことが一番なのですが・・・。

 

最後の「警告」は静岡の川根のもの。最近は相良でも二ホンカモシカ出没談を聞きますのでそろそろあの黒い巨体もこの海岸近くに現れるのでは・・・と。

まったく油断ができないですね。最近の自然。