次回企画展も食指が いとのみほとけ 縁結会

世の中には色々な趣味系統を持つ人がいらっしゃいます。

特に奇天烈なご趣味を持つ方で「没頭しすぎる」感ある場合少々引き気味となる私がありますね。

かといって私の趣向が「他者から見てさてどうだろう」と思えばあまり説得力がないかも知れません。

 

先日の「あなたはいったい・・・」の掲示板の、また「どうなりたいのか」という投げかけの回答ではありませんが私の希望的寺の在り方としては地域コミュニケーションの尻押しができればと思っています。

漠然としていますね・・・。それでは突っ込んで・・・。

 

「笛吹けど踊らず」という現象が十分に考えられることで私がどう囃しても時代に抗うような雰囲気がありますが、地域の活性化に直結する縁組後押しの場としての寺の活動です。

題して「縁結会」(えんゆうかい)の結成。

コレは上手い事考えたので商標登録を・・・などと奥方と。

 

前回も掛川のお寺で業者主導でのイベントを企画されましたが参加者僅少で中止になったという経緯がありました。

非情にナイーブな件で、その件に顔を突っ込む事も憚られる事ですが、もはやそんなことを言っていられる状況ではありません。

尻に火がついて、あるいは軒先に火がついて(火宅無常)、平気な顔をしているのと同じです。

「あなたはいったい・・・」なのです。

 

だいたいお国の方が「尻に火が付いている」危機的状況が認知できていないということはトップの総理殿がご自身と御身内の幸福のみしかお考えになっていないご様子からよくわかるところですね。

昨日報じられた厚生労働省が発表した、2017年の人口動態統計によると

1人の女性が生涯に産む子どもの推計人数を示す「合計特殊出生率」は1.43で前年を0.01ポイント下回り、2年連続で低下した。出生数は94万6060人で、前年に続き100万人を割り、過去最少を記録した。死亡数は戦後最多の134万433人。死亡数から出生数を差し引いた自然減は39万4373人で過去最大幅となり、人口減少が加速した。」

 

どう考えても今の政治から将来を見据えた政策は見えてきませんね。どんだけのんびりしているんだと吐き捨てたくなりますが、ここは一つこのちっぽけな町であっても「じたばたしなくては・・・と考えたのでした。

 

臨済宗系の寺院を会場としたそれはシステムも確立されてかなりの認知度を得ていますね。

その活動が地元へ結実したかというところはまだ聞いた事がありませんが・・・

 

とにかく多くの女子たちに来ていただかなくてはお話にならないことだけは確かです。

私は知っています、女子たちは結婚について「したくはなくないが機会がない」ことを。まぁ肩肘張らずにどんな寺か「遊」(この音も「縁結」の「結」と同じ「ゆう」)の気持ちでお参りに来ていただければ。

私が前面に出て(チャラい坊主と)印象を悪くすることは避けたいため婦人部主導で動いて頂きたい旨の了解は得ています。

「御朱印ガール」「刀剣女子」「テラガール」等の造語が持て囃されていますが絶対に寺の良さは分って頂けるはず。

 

私の気持ちとしてはその他に「墓場系」などいらっしゃればもっと楽しいのですがね(まぁ99%ナイを踏んでいますが)。

石塔・石仏に関してその世界にご興味がある方は特に歓迎いたします。男女関わらず一緒に学ぼうという方は是非に。情報を交換しましょう。

 

ということで大体の案は固まっていますのでこれから世話人会等で詰めてから記させていただきたいと思っています。

 

「いとのみほとけ」からその「縁結」をイメージしたのです。

こちらは昨日記した奈良国立博物館の企画「春日大社」の次に控える企画です。

當麻寺の浄土曼荼羅も昔教科書で見た「天寿国繍帳」もお目にかかることができるよう。

 

予告編の中の「鎧繍(よろいぬい)と相良繍(さがらぬい)」~「立体感を表す究極の繍技」とありました。

相良繍」なる語はお恥ずかしいことですが初めてでした。

古来からの刺繍の技法とのこと。

そういえば拙寺に伝わる阿弥陀さんの軸(源信筆伝承)の螺髪もそんな感じでしたね。