當麻蹴速(たいまけはや)の五輪塔 相撲発祥

まぁ人間世界、色々あってよろしいのかとは思います。

ただし自由の国アメリカで起こった先般の事件について

「それもまた仕方ないこと」などとは言ってはならないのでしょうね。亡くなった方が10人けが人が13人もいましたので軽口は不謹慎すぎますか・・・

 

それは米国テキサス州の高校で発生した発砲事件です。

在校生の一人が同じ同級生らに向けて父親所有の銃を学校に持参して撃ちまくったというものでしたがテキサス州といえば西部劇の如く「歴史」からしても銃規制に関しては「結構甘い」を感じる場所。

それでも地域の方へのインタビューでは「人を憎んで銃を憎まず」風の意見が大勢でした。

まず「感覚が違う」を感じざるを得ませんでした。

 

ということで私の如く部外者が「銃規制」についてとやかく言うことは無用でしょう。

要はあの国の社会は人の「善と悪」というものをハッキリ分けるということを一義としているのかも。

「善により悪を駆逐する・・・」でしょうか。

それは往々として「私は善に属している」「よって悪は許せない」といういわば高慢な思考にあるということかも知れません。

 

それがキリスト教世界なのかも・・・とその宗教について知らない私が決め付けることはできません。

ただ私には当流の「絶対他力と悪人正機」がすくいになっていることは確かですね。

カンタンに一言でいえば

『許されている私が「許せない」とは・・・」です。

 

ちなみに事件を起こした17歳の男子はクラスメイトの女子に告白してフラれたことによる暴発といいます。その相手の女子を撃ったあとのその他の子は「道連れ」というもの。

少年の起こした事件でしたが、アメリカの現状からしてそういう事案も「想定内織り込み済み」なのかも知れません。

君臨した為政者の不在(刀狩りの施策・・・)と特に自由謳歌の国風、そして歴史の浅さにより惹起された悲劇なのかも。

銃なんて家に無くてよかった(刀はありますが・・・)。

 

しかし女の子にフラれたたびに銃をぶっ放していたらキリがありませんね。男の子はその失敗を重ねて強くなるものですが

まさか頭の中がゲーム的バーチャル世界に浸っていたのではないですよね。

 

さて、西名阪自動車道の柏原ICを出たあと當麻寺に向かうには一般国道と変わらない道程ですがその道の名称は「大和高田バイパス」といいます。

「165号線」でもありますがまさに當麻寺交差点がその道のスタート地点。

そちらの當麻寺交差点を右(西)に向かえば~観光バスは直進して市営駐車場に置きますから徒歩となます~當麻寺の仁王門(東大門)。そして交差点を左(東)に向かうと「相撲館けはや座」という観光施設となります。

 

そちらの前にごくオーソドックスながら大き目の五輪塔が建っています(場所はこちら)。

 

昨日記した平安末期の独特な形状とは異なりむしろその時代よりも「あと?」と思うところ大ではありますが、こちらの墓石の持ち主は「當麻蹴速(たいまけはや)」なる人。

「相撲発祥と史上初の天覧試合」として名のある方ですがなんと出典は「日本書紀」ですから想像を超えた物語世界です。

 

「蹴速」名称は字面からすれば格闘技でもキックボクシングの方を連想しますが、「相撲」ということになっています。

詳細は⑨掲示板をどうぞ。

最後の画像が交差点を當麻寺方向に曲がったところ。