鳳来寺にもある東照宮 ボクたちの遠足のイメージ

先日の叔母さん宅でのフェンス柱建ての工事中にやらかした水道管破裂のあたふたの最中、叔母さんはその日2度目の転倒をしました。

コンクリートに倒れ込んだ時に発した鈍い音は息子が水道管を破裂させた以上に一瞬間私の意気を消沈させました。

絶対に「骨折した?」と思わせるような嫌な音でしたからね。

その前に転んだのが奥方と「タクシー券」を役場に取りに行った際に駐車場の車止めに躓いて肘を擦りむいていたこと。

 

私の目前で酷い転倒パフォーマンスを行った叔母は、私たちの危惧に反して、ケロッとしていました。膝の擦りむきだけで骨には異状なしでした。

叔母さんは子供がいませんのできっと骨粗しょう症が進んでいないのでしょうね。

高齢者が1日に2度も酷い転び方をして擦り傷だけで終われるなど不死身の如くで、私はこれは「ありえないこと」と感謝した次第です。

2度目の転倒時は「水道屋の次に呼ぶのは救急車か」とまで思ったくらいでした。

 

日頃私が叔母にガミガミと指摘しているのは(転倒防止のために)①家の中ばかりに居ないで歩く②ポケットに手を入れて歩かない②外歩きの際の履物はつっかけは止めてシューズに・・・ですが、①最近歩いていない(外出していない)②両手をポケットに③サンダル履きというすべて真逆の結果、今回の件。

歳を重ねるとそういった指摘が耳に入ってこないのですね。

 

尚、御前崎市には高齢者用に毎年「タクシー券」を配布しています。もっとも叔母は毎年殆どを無駄にしていますが、周辺自治体にはない太っ腹のサービスですね。

財源はこれも「原発迷惑料」からでしょう。

 

さて利修仙人足湯(またはこちら)からの登り路を上がれば鳳来寺(場所はこちら)。

鳳来寺に関してはこの遠州でも中学校の遠足に使われる頻度も高くお馴染みの場所です。

さすがに旧来の参道を徒歩で登るというガッツはありませんので、一気に車であがります。

 

利修仙人足湯からの登りも長篠城側からの道も途中で合流して山頂近くの駐車場に行き当たります。よってかつての修験の険しい山というイメージはまったくなく、気軽なドライブコースといった感覚になっています。

 

こちらの寺といえば「コノハズク」の当時の「目からうろこ」のラジオ放送の件ですが、最近では大河ドラマの影響で虎松(井伊直政)が逃げ込んでいた寺として知られています。

江戸期になって徳川家光が東照宮を建立するなど強大なバックアップをしたことも知られていますね。

家康の母、於大の方がこちらに参籠して家康を授けられたという伝説に基づいているとのこと。

 

寺と神社の共存が許されなくなったあの時代(神仏分離)、この東照宮は温存されたものの、寺としての山は衰退の一途を辿ります。