桝形の街道 宇連川 橋 駅 三河大野駅

また恥ずかしいニュースが舞い込みましたね。

先日は「社会関係資本」(孤独率)の数値が世界で149中101位で先進国中で「最下位の誉」を得たことを記しましたが、今度は国連が発表した「幸福度ランキング」。

勿論幸福度の尺度と豊かさとは違いますね。

ついつい私たち日本人はその「豊かさ」=「幸福」と決めつけているフシがありますが。

 

その幸福度を数値化して並べるということは以前より行われていて毎度我が日本はその国民内実の深刻について警鐘を鳴らされていたのですが、改善の方向性は見当たらずやはり今節もみっともない数値を晒してしまいました。

 

日本のそれは154か国中54位。昨年の51位からさらに順位を落としています。勿論その数字から見れば世に云う「先進国」と呼ばれる国々の中ではビリですね。

どういった内容を元にそれを算出するかといえばGDP、社会支援、健康寿命、社会の自由度と寛大さ、汚職の頻度などだそう。

どなた様もそれを見て「ああそういえば・・・」と何となくとも感じたことでしょう。

 

その数値が低くなるにしたがっての「いい国ではない」の証。

何とも恥ずかしいことです。私が、個人が騒いでもどうしようもないようなことばかり。

せめてお国の方で腰をあげてくれないと。

 

さて、大野城ほかいわゆる参詣道として繁盛した宿場町の「大野」の宇連川を挟んだ対岸には、飯田線の三河大野駅があります。街道は別所街道という名称で、いかにも古そうに感じますが、明治以降に命名された名とのこと。

なによりこの街道の宇連川の渡河の様子がいかにもイキナリを感じます。

飯田線は直進していますが、道路はこの駅前で殆ど直角に川を渡りますがまるで街道そのものが桝形のような形状であることを感じます。

近くの地名「橋爪」から古くからここには橋があったことが考えられますね。勿論元は「橋詰」、関所や防衛ラインであったことも。

橋を渡ってからスグ左折して鳳来寺方向に進みますが直進したあたりが大野の中心地(場所はこちら)。

 

鉄道が敷設する前までは大野は静岡西部からの来訪者も多数あって一大文化の発信地だったとききます。