体と心にイイわけがない「孤独」 江戸城桜田門 

クールで寡黙、「孤独の似合う・・・」「孤独を愛する・・・」渋さなどなどその「孤独」について好評化の文句になったことを聞いたことがありましたがその感覚は今や致命的死語にちかいものがあります。

 

昨日記しましたよう男のそれは「蛆がわいたり雑魚ばかりしか寄ってこない」病的を意味しました。

まぁ「孤独」「おひとりさま」に関しては男も女も避けるべき状況ですね。孤独はカッコイイどころかビョーキというイメージです。

この「孤独」こそが今巷にいわれる疾病原因の三大要素、喫煙・飲酒・肥満を遥かに凌ぐ病の元凶といいますね。

詳細は「おじさん 孤独」でヒットするかと思います。

 

現代の年配者は成長過程で「個人主義」を刷り込まれた方たちでありそれはある意味「孤独」の奨励尻押しの如くに美化囃された時期もありました。

あるニュース記事にはその孤独は伝染病である(伝染する)とも記されていました。

他者とのコミュニティを忌避し「自身大丈夫の尻腰」強くでやってきた人生の終盤になって、その生活環境の受け入れは死期を早めるというデータでした。

それぞれの人生後半へ持つスタンスによって変わっていきますが特に日本人のその孤独の害毒は突出しているようです。

社会や地域の人々との信頼関係(家族関係以外)や結びつき~縁という~を「社会関係資本」というそうですが、数値化したそれは世界で149中101位で先進国中最低とのこと。

 

この件、先進国ではかなり深刻に考えているようで今年イギリスでは「孤独担当相」なるポストが新設されたと聞きます。

私どもの国の政は「庶民の深刻」には気づき難い性質(たち)がありますから「社会関係資本」の上位進出まではさぞかし時間がかかることでしょう。

 

さて、内堀通りを国会議事堂に向かって右手に江戸城の堀を見ながら歩けば桜田門があることは殆どの方が「ふむふむ」と頷いてくれるほどの場です(場所はこちら)。

その名といえば警視庁の代名詞ともなってはいますが私のイメージとしては「桜田門外の変」の井伊直弼。

安政の大獄そして日米修好通商条約という不平等条約を勝手に締結したという誹りを受け独り孤独に幕末の闇の中でもがき苦しんだ人だったと思います。

彼の本望はただひたすら徳川幕府の安定だったのです。

 

この場所付近もまた「車両を停めて・・・」というのもまったくもって無謀な事。「よってたかって・・・」が想像できます。