エスニックジョーク みんなで渡れば怖くない

運動不足の解消とふらふらっと外を歩きましたが昨日は温度が急上昇。暑すぎてジャンバーを脱ぎ捨てるほどでした。

これで「しめしめ」と思いきや、また寒さは逆戻りするとの予報。「暫く~」マテ。

 

歌舞伎の「暫」ですと英語タイトルが『Just A Moment』「ちょっと待って」でした。

行き過ぎた流れを瞬間「止める」掛け声となります。

それですと「冬」のステイを望むことになってしまいますね。私が待つのは温かな春です。温室や部屋に押し込んでいる不健康なハイビスカスを外に出せる候の到来を望みます。

 

さて、銀行といえば先日、知り合いがたまたま別件で行ったスルガ銀行で窓口の横に案内されて、「ご預金について」と例の「外貨建て10年」というものの勧誘を受けたと仰っていました。

先日も記しましたが「外貨建て」とは銀行御都合主義」のそれでしょうね。

 

地方銀行の収益減まっしぐらは日銀のクロちゃんとアベノ何とかのゼロ金利、マイナス金利政策からのドツボ。

大手銀までも改革を進めざるを得ない状況といい「万単位」での人員削減を計画しているなど待ったなしの様相。

 

それでいて預金はこの2年で増え続けているとのこと(12%)ですが貸し出しも利ざやでの儲けができないのですから本業以外の「邪道」に手を出さざるを得ないというのが実情でしょう。

 

それが「銀行カードローン」。

これまでの「信用の証」でもある「銀行」という称号を冠にしたサラ金同等の高利貸し。

「固さ」のイメージをかなぐり捨てての有様です。

 

方向としてはホテル並みの至れり尽くせり介護+医療付き老人ホームの経営に向かう銀行もあるようですが、そちらの方のがまだ健全。

ちなみにそういった施設の入居に際して用意する金員たるや「目ん玉がとびでる」ばかりですよ。

世の中にはお金持ちがたくさんいるものだと感ずるばかり。

 

カードの利便性や外貨建て預金の「すばらしさ」の営業は勿論その金利(カード)往復ビンタ-手数料(外貨預金)のネガティブ情報はあまり表に出さないものですが、こういう場合の営業で顧客が「迷い」の躰である場合の一押しに「みなさんにもよろこばれていますよ」「みんなやっている」があります。

すると「へ~え そうなんだ !」という具合に迷いは一掃されてハンコをつくワケですね。 

自分以外の人たちがその流れにあるのなら「安心である」という構図ですね。

 

まぁ「国民性」というものですが病院に行くにしろ「みんなが行っている」からが大きな理由です。

表記「エスニックジョーク」という国民性民族性を端的に表現する「揶揄・からかい」にも似たジョークがあります。

 

その中で有名なのは客船避難命令ですね。乗船客を海に飛び込ませるため、説得尻押しの一言です。

アメリカ人には「飛び込めば英雄です」にドイツ人には「規則です」等々それぞれの国の国民性を挙げていますが日本人の場合は「みなさんも飛び込みました」。

 

要は日本人は個人で考えるのではなく集団主義。

他者の目というものも大いに気にしますね。

「人並みに子供を大学に入れたい」の「人並み」というのもその感覚でしょう。

まぁそれが私たちを培ってきた文化のたまものなのでしょうが、もう少し、自分の意思考えを。詐欺であったとしても「みんなも引っかかっている」ではね。

 

かく言う私もあまり目立ちたくないし、人並みがイイと思っています。それは「それ以下」を自覚しているからの発想でしょうね。

 

画像は鐘楼前の紅梅。「色」の景色はいいねぇ・・・

蝋梅はどちらかのお宅の様子。やっぱり赤か・・・