やはり「とうたらり」 大河ドラマ 名古屋城石垣

昨日は早朝からのお勤め。

途中空いた時間で陣台山での建碑式がありました。

陣台山といっても150号線が通って山らしいものといったら津波避難用の命山と化していますのでまったくピンときませんが古くからの墓地。ブログでも何度か記していますがその昔といえばその字の如く、高坂弾正による初期相良砦ともいえる櫓のあった場所と推測しています。また時代が下ってからは処刑場だったといわれていますのでその流れで墓地になったものと勝手に推測しています。

 

建碑式の予定は昨年末から入っていたのですが最近の風の強さと低温にその時間をいったい耐えきれるものかと心配していましたが何のことはないその日はまったくの無風。

いいお天気で富士山もハッキリ姿を現していました。

 

さて、今年のNHK大河ドラマが始まりましたね。私は西郷さんはそう嫌いではありませんが、明治維新はちょっとね・・・

先の事などわかりませんが再来年以降の「戦国時代」があればそれを期待することにしましょう。

 

以前も記しましたが私の大河ドラマで忘れもしないフレーズは標記。「とうとうたら~り とうたらり」。司馬遼太郎原作の「国盗り物語」、若き日の斎藤道三、庄九郎の油売り時代のその口上でした。油についてはこちら

 

もともとは能「翁」の冒頭の詞で「とうとうたらり たらりら」から作者が持ってきたのかは不詳ですが「翁」の次の舞の部分で「絶えず とうたり」とあることから絶えない(=代々栄える)をからその言葉は「目出度い」を意味していたのでしょう。

私それとは別にバカボンのパパのフレーズ「たりらりら~ん」を思い浮かべますがやはり「翁」のその部分「何の事だかさっぱり・・・」と思うところは共通、お目出度いのはこちらのお頭というところでしょうか。

 

私の想像を記せば「とうとうたらり」の「とう」は「燈」で「燈々たらり」がスンナリいくような・・・

「燈」については昨日「無盡燈」で記しましたが広く大きく広がって繋がる「縁起」のようなもの。同じく目出度いことです。

 

道三の油売りは永禄銭の穴を通して油をこぼさず桝に入れるパフォーマンスを大道で行うもので「油がこぼれたらお代はナシ」というものでした。

その意味でも「繋げる」ことの有意を示していますね。

 

本日も先日に引き続き、名古屋城石垣。

石垣も的確に「繋げる」ことに堅牢さがアップします。