巨大五輪塔の創建は意外にも鎌倉期 石清水八幡宮 

どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

 

2018年が始まってまずは一つ二つのボヤキ節。

何だって「大晦日だけ雨が降るの?」と首を傾げたくなるようなタイミングの悪さ。

おかげさまで無事に「除夕の鐘」は終了することができましたが簡衣輪袈裟の坊さんスタイルで過ごすのはなかなか冷えました。まぁ私だけでなくスタッフの皆さん、特に駐車場係として路上に立たれた方々にはご苦労をおかけしました。

 

雨が降ると困るのがテントの始末。

乾かさないと片づけることができませんので、そのまま放置ですね。御親切なことにお天道さん、これからは晴れ続きで乾燥期となります。

来ならば世話人さんたちがいらっしゃる間に片づけてしまえれば境内スッキリという運びになるのですが、それができずじまい。「明日また来てネ」とも口が裂けても切り出せず、元日はテント3本と焼き芋のドラム缶2本の付けからはじまることになります。

大量に出たゴミの処理もまだ先ということですね。

昨日の境内の様子はまた後日記させていただきます。

 

さて今年一番、「墓場放浪」は石清水八幡宮五輪塔から。

こちらの画像は以前男山周辺を彷徨った際のものですが、オーソドックスな形ながら様相は圧倒的の言葉しかないような大きさ。高さが6mと巨大な石塔です(場所はこちら)。

さすがにこの大きさになると大味・・・という感じもしないでもありませんが、どっしりと安定感があります。

「何故に、どうやって・・・」と創建当時にこの石塔に関わった人々の思いに触れたくなりますね。

詳細は不明で各御説があるようですが重要文化財指定になっている通り、このデカイ五輪塔の創建は鎌倉期とのこと。

デカさでいえば阿弥陀ケ峰の秀吉五輪塔を思いますがあの石塔は明治期の作です。

詳細は掲示板の通りにつき割愛。

 

古さを醸し出す雰囲気というものは「崩壊度」ですが、この石塔はその時代に合わぬしっかりしたカタチを確保しています。

石清水八幡宮は拙寺バスツアーの候補にしたこともありますが、山全体は広大で、メンバー年配者多数につき実現しそうもありません。また石塔のある場所は山頂付近ではなく山の麓になります。