志瑞墓地 遠目際立つ五輪塔 鈴木東洋氏の墓

朝は肌寒く、昼は暑さも感じるほどの陽気。

油断は禁物ですがやはりこの時期の晴れ間は有難いものです。

10月は散々雨に悩まされましたから。

そして日没後のクリアな空気に浮かぶ十三夜の月はこうこうとして美しい。

昔から「十三夜に曇り無し」などというくらいですからね。

 

以前、秋にバスツアーを企画した際、雨に降られて閉口したものですが、この十三夜に雨が降らないという古人の語を信じて、その日にツアーを企画してみるのも一手と思いました。

雨に降られたとしても古の人に責任を擦り付ければそれでOK。

 

さて、昨日のブログ「志瑞の墓地」追記です。

「河東出身者」さんから鈴木東洋氏(河東さんのブログ)ついてコメントをいただきましたが実はあの墓地に鈴木東洋家の墓地があります。

昨日の画像、墓地遠景の図を拡大したものが①ですが、矢印の五輪塔をご注目。

近くに寄れば新しい石材であることがわかりますが、さすがに東洋氏はそのスジの方、この仏塔形式ははずせないというところでしょうね。

以前は、私も「一石五輪塔のカワイイやつでも」とこのタイプを所望したいという思いがありました。

もっとも門徒寺に五輪塔はいかにも具合がよくありませんので仕方がありません。自己満足以外の何物でもありませんし・・・

 

その東洋氏が亡くなったのは平成二十五年の11月2日。

まさに本日の4年前のこと。

特に静岡県内での先生の活動についてこの道に興味のある方でその名を聞かない方はないくらいの著名人です。

 

最近では新野左馬之助の件ではありますがその顕彰会会長として左馬之助を掘り起こしたことが有意義。先生の作成された新野氏系図その他研究については圧巻でした。何よりも「静岡古城研究会」の会長職を30年以上つとめて、新発見の城たちの数は200を超えているといいます。

医師としての地域貢献をしつつ、それだけの業績を残した方ですからまさに静岡県の宝ともいうべきですね。

 

私は先生とは面識はありませんが、残された史料を拝見しながらその名声と偉大な働きを確認しています。