天竜川東岸台地は墳墓地帯 新豊院山古墳群

「マジか!」と目を疑うような台風21号の勢力。

先ほど見た進路予報は静岡県ド真中の通過で925hPaです。

スピードはこれから増すはずで、通過してしまえば結果、「あっという間」なのでしょうが、その分「勢力が衰えている隙がない」ということですから、恐ろしきこと。

「925」などという数字を維持したまま、もし静岡から首都圏を直撃したとしたら過酷な状況が想定できますね。

その勢力で浜松から御前崎の間を上陸したら、本堂は無事ではないでしょうね。

とにかく皆さま何事もなく過ごしていただきたいと思います。

 

昨日は22日の夜に予定されていたお取越しの件、「無理しないで延期しましょう」との連絡がありました。お言葉に甘えてそうさせていただきましたが、実は午前・午後と法事がありますのでその時間だけでも「なんとかならないかな~」と都合のいいことを考えています。傘を差してのお墓参りはちょいと辛いですからね。臨機にいこうと思います。

尚本堂は正面1つを除いてすべて雨戸で覆いました。

 

さて、昨日記した長者屋敷遺跡の周辺は古墳地帯。

その台地上には多くの墳墓たちが鎮座する場所でした。

特にこの台地を東に行った向笠の地は太田川という大きな川が作った扇状地にかけてやはり墳墓地帯が台地上に広がります。

こちらの古墳群は国の史跡にも指定されている新豊院山古墳群(場所はこちら)という名称がされています。

 

新豊院のお寺は東向きにありますがその背後の台地がそちら。

時代的には弥生時代~古墳時代といい、墳墓の形式もバリエーションに富んでいるよう③。当地では大きな前方後円墳のようです。

 

昨日はその台地の西の「奈良時代の役所の跡」(長者屋敷)を記しましたが、国分寺とも遠く、それ以前の墓域にどういう役所があったのでしょうか。いよいよ疑問です。

 

最後の画像は三角縁神獣鏡(新豊院山2号墳出土 磐田市より)