阿諛追従―あゆついしょうが莫迦? 相良配水池タンク  

相良史蹟研究会の会長より電話がありました。

田沼意次に関するテーマでどなたか(大石学氏か)を招いて講演会を催すことが決まっているのですが、その期日を本年12月中にて決めるとのことでした。

これは来年早々に放映されるNHK正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命篇〜」の「チョイ前」にやりたいという意向ですね。

こちらの番組は脚本三谷幸喜によるもので田沼意次を草刈正雄が演じるとのこと。ちなみに平賀源内役はといえば山本耕史とのことで、これら顔ぶれは先の大河ドラマを彷彿とします。

 

彼の田沼役を聞いた時はいよいよ世の田沼評価というものが修正の域を超えて、好感度up!up!のイメージアップを感じました。

先般の藤枝の神社が配布しているような田沼評価が陳腐化し歴史世界隅々にまで好印象が広まることを期待してやみません。

尚あの書面は教育委員会ほか多方面に渡っているそうですが、「笑い」のネタになっている模様。

書き記した方には気の毒ですがこればかりは致し方ないですね。ブログでしたら「ごめんなさい」して消去できますが、書き記したものは殆ど永遠に残ります。ああおそろしき。

 

さて一昨日に続き、総代さんは頭を痛めていてやたらと気にしているのが市長候補の世話人会でのあいさつの件。

私は「気にすることはない」、「その時はその時」と適当・適宜のスタンスでいたのですが、やはり総代ともなるとそういうワケにはいかないよう。

3人が立候補しているため、顔見世挨拶に関して「1名2名では具合が悪い」との御主張でした。

各候補も「来る?」と言われて「行かない」とは言えない状況、ほんとに大変です。

 

こちらでもイザ立候補ともなるとライバル候補の素性等、若いころのやんちゃなところまで「ねほりはほり」と罵しり倒すなどいう応援者の手法もあるようでその辺りを見ていると発信先の見苦しさは感じるものの、そこまで過去のことやらプライベートをあからさまにされるのはいくら何でも耐え切れないことです。これでは「消去法の選択肢」(あいつよりマシ)の主張がなされているようで前向きな「よき市制」を選ぶという投票行動には繋がらないかと・・・。

 

昨日もあの女史の下で「最も弁が立つ若者」と思う都議が彼女の元を離れたとの報道がありました。彼の判断とその離反の理由はスジが通っていました。

まぁ政治世界を魑魅魍魎と揶揄することがあるくらいでそれぞれの腹積もりもあることでしょうから、何がイイ何が悪いという素人の判定はなかなか難しいのですが、昔から「やっぱバカ?」と思わせる政治屋というものはいらっしゃるもので。

 

当ブログではその「バカ」をやたらと記して人様に不愉快を惹起させている嫌いがあります。

その語に関してやたらとムキになって怒り狂って反論する方もいらっしゃいますがその際「バカ=莫迦」とは算数苦手や非常識の人を言っているワケではありませんね。

 

そもそも仏語でもある「莫迦」の出展は梵語の「moha」からの転訛とのこと。二説あって一つは「釈迦の意が聞けず不理解、正誤不覚」の人、そして今一つが秦の皇帝の前にて鹿肉を馬肉と言わせて(白いものを黒と言わせて)、自らへの忠臣の姿を測った権力者の意図からですが、勿論権力者に迎合して「その通りです」とすり寄る人の姿を言います。

 

「虎の威を借る」奴はコソ泥的ワルですが、権威に迎合しその見苦しさ愚かさに気づかない、気づけない人を本当の莫迦、馬鹿、バカと言うようです。それを四文字熟語で「阿諛追従」といいます。

 

先日母親を連れて「たかばし」の道を。相良の街中から旧火葬場跡の「特養」を横目に「原」(台地上のこと)に上がる細道です。

お散歩には気持ちのイイお日和でした。これからグッと冷え込むようですから季節がすすむに従って体調管理は大切です。

①はあのタンク近くにあった石碑。古くはないモノですが記されている字が意味不明で不気味。②④は同じタンク。このタンクに水がホントに入っているかはわかりませんが、むか~しからありますので耐震力が疑問ではあります。

 

この真下に③の消防署がありますが、もしかしてタンクが壊れて中身が直撃したとしたら・・・などといつも考えています。

最悪、救急の拠点が救急の対象になったりして・・・

 

⑤は拙寺お馴染み月下美人咲き誇りの図。

夜中に一斉に咲き出しますが、事前に玄関内に入れておけば1週間以上の芳香効果が期待できます。

何故あの見すぼらしく汚らしくだら~っとした変な葉っぱからあのような妖艶美白の大輪が咲くのかまったく不思議でなりません。「月下美人」も挿し木で増しました。

チャレンジしたい方は一声おかけください。

切って差す、ただそれだけ・・・バカがつくほどカンタンです。

冬場は簡易温室に突っ込んでおくだけ。

 

本日の中秋名月と月下美人はさぞお似合いのことでしょうが、そううまい具合にはいきませんでした。

 

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コメント: 4
  • #1

    クリクリ (水曜日, 04 10月 2017 00:16)

    歴史上の人物評価ほど、あてにならないものはありませんね。
    いうなれば、後世の物に、都合よく解釈されているだけということ
    歴史上の人物を2,3十人取り上げて、学習させて歴史学習させようというのが
    いわゆる指導要領が進めるやり方ですが疑問ですね
    田沼意次は、もちろん悪者の部類で扱われます。

  • #2

    今井 一光 (水曜日, 04 10月 2017 07:21)

    ありがとうございます。
    仰る通り歴史考察は後付け評価がまかり通っていることを念頭にいれておかないと
    「ほんとうのところ」から逸れてしまいますね。
    そして教育者もまた紹介の仕方を誤るとまったく違った歴史ができあがってしまいます。
    研究も進み、田沼に関しての悪評価は「今の歴史観」では払拭されているのですが、
    昔の時代劇で醸造された悪徳イメージが相変わらず通用しそれを形作っているような気がします。

  • #3

    小山昭治 (水曜日, 04 10月 2017 09:21)

    朝の散歩コースですね。高橋から富士見台へ・・・
    富士見台から高橋へ。交互のコースです。
    でもあれが碑だとは気がつきませんでした。
    何かの境界の印だと思ってました。
    興味があるなしの違いですね。私はとんじゃかーない。

  • #4

    今井一光 (水曜日, 04 10月 2017 10:01)

    ありがとうございます。
    お散歩コースとしては結構距離がありますね。健康維持の秘訣ですね。
    富士見台なる名称は初めて聞きました。
    そういえばタンクの下の施設あたりから東を見れば富士の頭が見えます。
    最近はあの道を抜けることはなくなりました。