今どきちょっと変 田沼意次評 浪花節的カタリくち

不動産価格は首都圏に限ってバブルの様相を呈しているそうです。トーキョー中心のみのようですが・・・。

先日は当地新聞折り込み広告にて静波の「バスターミナル徒歩30秒」の如くの分譲地が3万円/坪という数字を見て開いた口がふさがらなくなったばかりですが東京山手線内のマンション価格の高騰はまるで魔法でも使っているようにも感じてしまいます。

 

以前は東京のドーナツ化現象というものが言われましたが今は都心回帰、一言でいえば「逆ドーナツ化」ともいわれているよう。東京でいえば山手線内、昔はそこがドーナツの如く穴が開いていたのですが、今はそこに住まいを求める人々が多くなっているということ。

半面これまでの人気沿線宅地(一戸建て)の価格は下降、人気は都心マンションにはかなわないよう。

お金持ちの方々は交通機関に困らず自家用車不要、何から何まで便利で不自由なしの集合住宅への人気が上がっているとのこと。バブリーな投資用ではなく、自ら住むというのが大きな違いです。

 

本当のリッチなリタイア後の生活というのはやはり田舎暮らしであるという絶対的自信がありますが、果たして自家用車を取り上げられてしまったとしたら・・・何をしていいかわからなくなりますね。そりゃ田舎は刺激なさすぎ・・・和みはあってもボケるかも。

 

では中古マンションは?・・・不動産屋現役の叔父が言うには、東京オリンピックと品川新駅新設の決定(コレが「魔法」か)により中古でも「昭和57年」(耐震基準)をクリアしていれば山手線内は値持ちがよく「一相場」の再現があるかも・・・とのこと。

新駅が出来るのは山手線の「田町」と「品川」の間ですが周辺の人気化は波及しつつあるよう。ここでも同じ山手線でも南西方面が勝ち組ですね。

 

まぁ不動産価格など「あってないもの」の如く、10社の不動産屋がいれば10種の値がつくほどテキトーのようです。

そしてたとえば1~2週間で物件が売れてしまったら不動産屋の値付けが「失敗した」というそうです。

買いたい人が出るまで待つというスタンスで最初から自分の思う「利益」をのせて提示し、喰いついてきたら様子を見ながら値引きするということのようです。

踊らされるのは嫌なものですが、私どもにその辺りの需要は皆無ですので遠巻きに見ていればいいだけ。まったく異次元、これも日銀の「魔法」が演出。

 

さて、これは看過できないと、檀家さんに持ち込まれた書面が上記。藤枝若宮八幡宮の手配り用印刷物。神社の紹介ですね。

私はこれまでその手のものへ意地悪く誤字を指摘したりしたことがありますが今回はそういった感じとは違います。

まぁこういったものは仰々しく立派に、そのすばらしさというものを記し地元排出の偉人を過大に評価するものと理解していますが、そのあまりに他者を揶揄、中傷しすぎている点、そしてそもそも記述がおかしい(「寛政の改革の・・・」件)というところが「見逃しておけない」点なのでしょう。

 

まぁその「悪徳悪名の名高い」といわれる殿様はその地の近隣市民にとっては、その失脚に関して大いに異議があって残念無念の悔恨を未だ引きずっていることでありますから、下手をすれば自治体同士で喧嘩になりかねないような文言ではあります。

 

どなたがどういう理由で記されたかは知る由もありませんが、現実に今年にいたって尚この手のものが配布されているのであれば、笑って見ているというレベルではないかもしれません。

 

当地の方たちは地元愛があります。

私は逆に無知を晒して恥ずかしいことと「放っておけぱ」の気持ちですが、史跡研究会の他のみなさんの意見もお聞きしたいと思いました。

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コメント: 2
  • #1

    河東村出身者 (木曜日, 21 9月 2017 07:26)

    む、これは見過ごせませんね。(河東も一時期 相良 田沼家の支配下だったので)

    それに、応神天皇の子孫の榛原氏、土形氏、比木氏の地の隣で八幡宮の古さ自慢とは、、、

  • #2

    今井 一光 (木曜日, 21 9月 2017 19:41)

    ありがとうございます。
    相良周辺には筋金入の意次ファンが揃っていますからね。
    ボチボチこの書面を配って顔色を窺ってみたいと思います。