経典に見るガンジス川  恒河沙 恒沙ごうじゃ

東京地区におつきあいして「夏無し」の8月で終わるのかという不安がありましたが、一昨日はバッチリ晴れましたし、昨日は雷雲通過のパラパラはありましたが、それでも十分に「夏」でした。

昨日は盂蘭盆の繁忙もピークアウトしてお休みにしていたフローリングの四部屋目を95%完了しました。残りは最後のスペースのみ。

サイズ合わせしてカット、そして嵌め込みを残すだけです。

 

息子は、2日連続で浜岡の叔母さん宅へ小遣い稼ぎ。

朝方に外した畳の処分をしたのちにカイズカの剪定に出しました。

ということで室内汗だくになっての作業は奥方とのコンビ。

久し振りにくたくたになりました。

四畳半ながら四部屋目となると段取りも良くいたって効率的でした。あと一部屋は庫裏の玄関の八畳間を考えています。

 

先般、ある人から「中国に行かないか?」とツアーのお誘いを受けました。私の趣向にありませんし、この仕事をしていて毎年今年こそは・・・と期待に胸を膨らませている沖縄行脚でさえ実現しないくらいですので、そちらのお国についてはパスさせていただきました。

 

海外で興味があるのはインドはガンジス流域です。

何といってもガンジス川といえば仏教の故郷であり、「墓場」でもありますからね。

ただし、あの辺りの情報を聞くとすれば、日本国内の健全な環境と比較するとかなりの劣悪度、現在のガンジス川ときたら世界でも汚染河川の5本の指に入るほどとのこと。

 

私は「水が変わる」と強烈な体調不良になることがわかっていますので問題はそこのところ。

まぁ沐浴というチャレンジもありますが、水葬にした遺体等が何の気なしに漂ってくる地で、聖地といえば聖地ということは理解できますが、何かの病気になりそうな気もします。

 

とりあえず私はお隣、吉田町の150号線沿いにあるインド料理店「ガンジス川」でお茶を濁します。

こちらはセットを注文したその量に後悔するほどです。しかしバリエーション多すぎ(「辛さ」含めればまさに恒河沙)で何を注文していいかわからなくなります。

 

さて、「ガンジス川」といえばサンスクリットのガンガー、漢字で記せば「恒河」。仏教で出て来る喩えは「ガンジスの砂」が著名です。真宗でいえば「恒沙」(ごうじゃ)です。

「そんなの知らない」という事なかれ、私も拙寺で時折拝読する和讃にもあります。特にお配りしている同朋奉讃にはパート2の和讃で記されていますのでご確認ください。

 

また「恒河沙」は数の単位に使用されます。まったく使用頻度ナシに近いですが。

激しくたくさんあることに使用しますが、「億」→「兆」→「京」からさらに9段階、位が上がります。

そして「恒河沙」からさらに「阿僧祇」「那由他」「不可思議」「無量大数」。

ラスト2が阿弥陀如来の別名に。