まずまずの天気 有り難い 2017年8月15日 

箱根山の向こう、東京では8月に入ってず~っと雨だそうですね。16日も雨の予報が出ていますので16日連続、まったくおかしな天気が続きます。40年振りとのことですが、そんなことが起こっていることなど夢にも思っていませんでした。

当地の8月の天気は「あまりよくない」くらいの感覚でしたので。

 

ボヤいたとしても仕方がないはずの天気に関して私はブログにて執拗に語っていることは自身気付いていますが、それは私の快適の求めもさることながらやはり「七墓参り」の功徳の通り「人様に迷惑をかけたくない」という気持ちがあるからですね。

 

16日間も雨にたたられるということは「七墓参り」伝承からすれば東京人全体の墓参り意識が欠落していることに他ならないと言えるのかも知れません(非科学の論拠失礼!)。

 

知り合いの海洋散骨を手掛ける方が、「お客さんは圧倒的に首都圏から」といっていましたが、散骨して手許から離れれば墓参りなどしたくてもできなくなりますからね。

まぁ「七墓参り」の風習は御当家の墓参りに限ったことではありません。しかし、とかく自分が守るべき墓を持たない方が他の墓参りをするとは思えませんね。

 

ということで昨朝のこれまでの「曇時々雨」の予報から「殆ど雨」の変更の報を見て、まだまだ私は「墓場放浪が足りない」などと苦虫を潰す思いがしました。しかし昨日の拙寺盂蘭盆会法要のイベント、「夏の寺ジャズ」の時間帯に1滴の降雨もありませんでした。思わずニヤリときたことは言うまでもないこと。

 

おかげさまで今回のジャズイベントにて本堂に座した方は100人超え。盂蘭盆の仏供としてのサックスの響きを届けたのですが諸仏には「OK OK」(阿弥陀の印)を戴いた気分です。

 

夕方の萩間川参集、灯ろう流しの法縁は仏教会幹事のため、準備のため早々に移動。すると準備段階で雨が降り出してきました。急きょテントの増設がありましたがスタッフの右往左往の中、私は傍観するのみ。

しかし相良仏教会の御寺院を迎えてテントに収まったあたりにはなぜか雨はあがっていました。

さすが「墓参り」には右に出る者はいないという集団であることは違いありませんが、以後の降雨「まるで無し」は有り難いことでした。

 

その後は20時開式の通夜(以上の理由により)に参って本年の8月15日は満了。

 

①~⑤が境内と本堂の様子。

松風鉱一氏はアルトサックス、テナーサックス、フルート、クラリネットを駆使して1時間以上の演奏を。初めて目の前でアルトとテナーの実物比較できました。

氏は今回は名刺代わりで「ソフトなやつばかり」と。本来はもっとハードなヤツがやりたいとのこと。

 

かき氷屋さん(1杯100円)の出店も結構人気。実にこれだけの方が本堂に入るなど考えもいませんでした。

おそらく灯ろう流しと同日でなければもっと増えたはず。

来年の8月は「14日にしよう」とひらめいたところです。

拙寺檀家さんが他の市のイベント企画と絡んでいるパターンが多く(春の法要―4月第1日曜―も、報恩講もまたしかり)、変更もやむをえませんね。

 

灯ろう流し法要は私は準備とセッティング専門。ポロシャツとズボンに簡衣を引っ掛けて着座せず。導師役として息子に座らせるという暴挙に及びました。

相良仏教会の御寺院はその手の私のはみだし的行為も許容してくれます。案外地区の多宗派合同のイベントがこれほど長く続いている例は珍しいことです。

最後の画像は灯ろうながし本番前の萩間川の様子。