小栗栖明智藪と目と鼻の先 小栗栖城飯田党

60歳以上の人で子や孫(18歳以上)の生活費を一定以上負担している人2割いるそう。

この割合は内閣府が出したものですが実数としては「もっと多い」といいます。

要は自らは職に就かず、主に在宅してPCやゲームに没頭、祖父母の年金のみをターゲットにして生活する子供or孫が増えているということ。

 

違う数字ですが親と同居する35~44歳の未婚男女の数は約300万人(昨年)いて、年々増加傾向。45歳以上の男女も含めると、さらに数百万人が加算されるといいますから尋常な数字ではありません。

 

それを「父母祖父母へ『寄生』する孫と子」と結構シビアな表現をされていましたが、これはすべてにおいて辛いことだと思った次第です。すべてとはすべて・・・なのです。

個々人、親、家族、親戚、周囲、ご近所、地域・・・社会・・・国。

 

そんなこととは知らず(健全に)孫子も巣立って日々を暮らしているご家庭の方々にとって「とるにたらない」一事象とは思いがちになりますがこれ(2割以上のアブノーマル)は絶対にきっとヤバいことになりそうな雰囲気がしますね。

 

「すべてがいずれ(近いうちに)破たんする」ことを意味しています。まずは仕事をされない(働けるはずなのに働かない―働けない)子供を抱える家庭が真っ先にトんでしまうのは言うまでもないこと。

各事情あることで私がそれをどうこうという資格はありませんが一番に仕事ができて家を背負っていくべき者が「部屋に籠って独りでゲーム」(大抵がそうだといいます・・・)は悲劇以外の何ものでもありません。

 

そして遅かれ早かれそのような形態の維持継続はあり得ませんのでどこかの時点で修正が図られますが、それが金銭減額とゲームの規制ということに。

私が知っている限りでまず大抵その対応を間違えるといよいよ家庭内は崩壊に近づいてきます。

程度にもよりますがその鬱屈した逃避癖は往々に爆発して、暴力的になることを見ています。

一旦逃避して自分の世界に入り込むとそれを脱するにはかなりの難渋が待ち構えていますし。

 

これも限定してその責任を問うことなどは憚られ、その業界として多くの資財を稼ぎ出していることは承知していますが、それら遊戯機やソフトを野放図に垂れ流していたらまずおかしな社会になるでしょうね。

米国あたりでもその手の就労しない若者が増えているといいますし。

 

早いうちに子供たちからゲーム機を取り上げるか、あるいは厳しいコントロールについて思考していかなくてはならないでしょう。

家庭崩壊のリスクもさながら国自体がなりたたなくなります。

 

辛くて世間体の悪そうなその件、我慢するのは得策ではありません。子供が嫌がろうが相談できる場所と多くを関わって少しでも若いうちに改善を図りましょう。

これは家族のみで抱え込む話ではありません。社会が責任を負っていかなくてならない大問題です。

籠城する彼のその発端は精神的ダメージを受けての引きこもりが考えられますのでまずは専門家へ。

齢を重ねた心身にこれほど堪える仕打ちはないですから。

 

さて明智光秀は山崎合戦の敗走後、勝竜寺城に籠るかと見せかけて坂本城を目指します。

巨椋池の湿地帯を乗り切って小栗栖街道を山科川沿いに山科へ出で大津、坂本へ向かう手筈です。その途中の醍醐寺周辺から山科まで広範囲にその終焉推定地は及びますが小栗栖明智藪にて土民の手(落武者狩り)によって落命したというのが一般的。

その明智藪の、その「土民」の語の示す一団が「小栗栖城の飯田一党」という説があります。

 

明智藪についての地元有志の製作した石碑にその旨記されていました。

しかしそれは当時の絶大なる成功譚であって大層な褒美が出ているはずにもかかわらず、まったく光秀を討ち取った主人公が判然としていないところはやはり疑わしいと首を傾げるところではあります。

 

画像小栗栖八幡宮のある丘が飯田党の小栗栖城といわれていますが裏山をうろついたところで「土塁といえば土塁かも」程度のアップダウンが見られるだけでした(場所はこちら)。

明智藪とは目と鼻の先になります。

小栗栖宮山小学校入口の右側の丘ですが明智藪で記しましたよう自家用車の進入が難しい場所ですので、こちらの八幡宮社務所に了承を得て鳥居前スペースに置かせていただければ、のんびりと散策ができるかもしれません。

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コメント: 2
  • #1

    小山昭治 (火曜日, 18 7月 2017 09:08)

    全くもってその通り。ゲーム産業は責任の一端を担うべきだと思います。
    それらを取り締まらない政府も「たかがゲーム」と簡単に考えていると思います。
    イギリスとかでは暴力シーンのあるゲームはダメだとか。
    当然です。
    早く取り締まりをするか、何らかの規制をしないと取り返しがつかなくなると思います。
    グローバルホークからの攻撃と操縦するゲーム感。
    操縦士が家庭から車でコントロール室へ向かい、攻撃をして仕事を終えると
    家庭に戻る。ジキルとハイド。恐ろしい世の中です。

  • #2

    今井一光 (火曜日, 18 7月 2017 09:42)

    ありがとうございます。
    既にほとぼりは冷めているやと思っていたあのポケモンの新しいものですが、
    いまだ拙寺駐車場には(何か現れるよう設定されているため)不審な車両がさっと止まって
    さっと帰るなどその姿を見かけます。門前で端末を操作している人も・・・
    みんな大人たちですね。それもかなりの年配者も含まれています。

    ゲームを子供たちに浸透させるには「大人を巻き込む」ことはセオリーです。
    そういう意味からして会社はうまいことやっているワケです。
    そのようによき理解者が蔓延していることもあってコントロールは難しいですね。
    しかし昔からゲームごときで「そう目くじらを立てなさんな」となだめられてきてはいますが、ゲームというものが引きこもり(精神疾患)を助長し不就労と家の破たんを招くことがハッキリしているのですから、それらを救済するための施設、システムの構築のために特別な課税等を検討すべきレベルに入ったと思います。