真っ黄色の境内 昔母が言っていた語は

昨日記しました火災の件、あの先進国のイメージとして「大先輩」というイメージの英国ですらあのような様を呈したという驚きは半端のものではありません。

その「先輩」とは幕末から明治維新、そして日英同盟と「イギリスに倣え」の時代を通し、「帝国主義」というものを学んで自らの「侵略戦争の道」に舵を切って行ったという歴史の先達ということですが、私たち世代としては映画の007シリーズで垣間見れる「洗練されたスマートさと気品」です。

 

そのイメージが今回の件で完全に崩壊しましたね。

まぁEU離脱やら移民流入にストップをかけるなど対外的強行論の闊歩の反動では?と取られても不思議ではないテロの頻発の躰は結構お粗末の感。

 

そこで今回の件からしてあの国は「案外イイ加減かも・・・」と思い込むに至ったワケで・・・。

ところがやっぱりその国の「おかげさん?」である今の日本であっても結構に「信頼に値しない」モノはまたぞろありました。

 

まずは「想定外」という台詞、というかもはや耳慣れた言い訳の言葉で為されます。昨日もJR東海、新幹線の線路の脱線防止ガードが外れまくっていたことにその言葉を使用していました。外れたガードが通行した列車(時速250㎞オーバー)に接触したというものです。ボルトの緩みといいますが、そんなことは誰でも考えがつくことですよね。こういうのはボルトではなく「気の緩み」と昔から言い囃されたものでした。

 

フクシマの原発の件に、先日の被曝事故など当たり前のように「想定外」の語が聞こえてきましたし、先日の東名高速の中央線法面ジャンプ台事故もその言葉が行き交いました。

しかし余りにも鮮烈だったあの事故、素人の私が一見してもその絶妙なスロープは「飛んでも不思議ない」と思わせます。

 

当初は自家用車のスピードの出し過ぎが原因とメディアによっては「時速130㎞」などの数値まで出していましたが、新情報によればあの亡くなった医師の方はスピードはせいぜい90~100㎞程度しか出ていなかったといわれています。

結果的に多くのケガ人を出してしまったことから加害者というくくりになったことは事実ですが、あの方の名誉のためにも原因の探求は欠かせません。

 遺族の方たちは場合によっては道路公団や国土交通省の「管理不備」について指摘(訴え)してみるのも一手と思います。

 

また、今朝のニュースで驚いたのは欠陥エアバッグの大規模リコールでお騒がせのあの会社が来週にも民事再生法の適用を行うとの報がありました(現状会社は否定)。

「1兆円の負債」と言われてもピンときませんが私は日本の自動車業界の「内輪の独特なお約束」のような雰囲気で何とかあの会社を「守ってあげる」のだろうとてっきり思っていましたから・・・

 

特に私はあの会社の工場がある場所(彦根・愛知川・愛荘)をうろつくことが多いのでその文字は結構目に付きます。

近江の会社として同情しつつも案外とこの件もお粗末な品物であったということと、その対応策が全然なってなかったということは否めません。

 

昨日も記しましたが人間ですから、どこかしらおかしなことをきっとやらかすワケでして、「日本は大丈夫」「私は大丈夫」などいう軽口はもってのほかのことだと思います。

 

昨日の静岡は全国一暑かったとのニュース。

「ドピーでスカ晴れ」の青空でした。

ただし私の嫌いな風が吹きまくったうえ、消防車らしきサイレンも聞こえるなど心の安定には程遠い境内。

百合の開花がピークを迎えていますが、植物そのものの頭の重さで強い風が吹くと鉢が倒れまくってイライラがつのりました。

紐で縛ったり外したりで対応していますが、一昨日その紐を外したばかりでした。

 

何故か当家の百合は「黄色」ばかり。ハイビスカスたちも私が「黄色」を優遇(そもそも弱い品種です―赤は強い!!)するものですから今は繁盛の限りとなっています。

 

これは隠語で若い人はもはや使用しないと思いますが、私が何か黄色の選択を行うと母は黄色の「キ」と「気」をかけて「きじるし」と私を「やれやれ」という具合で罵りました。

私はむしろ「明るい」のイメージがその語にあると感じていましたので悪い気はしませんでしたが・・・

まぁそのようにして母からお前は「どこかしらオカシイ」と育てられたのでした。

真宗の教えは「違ってそれでイイ」ですからね。それでイイのです。

 

アメリカあたりでは黄色は弱虫の色との印象があるようですが(タランティーノの映画・・・)日没のオレンジ色や浄土の金色にも近い色で私の好みの色。決して気が強いワケでもありませんし日本人は「黄色人種」といわれるカテゴリーですし。

さすがにこの齢でこの色は着ませんが・・・。

また、黄色の袈裟に限っては「いいなぁ」(色彩的に)と思ったこともありましたが、この色は私のような小僧には着ることはできない色の筈です。

 

画像は黄色だらけの境内と8月15日のミニジャズコンサートのポスター(→HP)。布施氏の力作です。

本日の世話人会にてお披露目です。