固有名の台詞と井平そばに満足 タバコ害毒に合点

先般の長篠行脚は井平経由で向かったのですが、お昼は奥の墓道氏のおごりということで地元では結構有名な蕎麦とうどんの店「二五七」(じごな)に。

時折地元局で取り上げられるようになってあとはいつ入ろうかと思っていた店でした。

場所は井伊谷から257号線を北へ、伊平集落に入らない「ふろんぼさま」(佛坂古戦場)の手前です(場所はこちら)。

 

井平城の西、大外堀に井伊谷川を設定したような場所、外側の崖に当たりますが川を見下ろすとそれらしい構造物(柵)が立ち並び雰囲気は上々。

 

お店は最後の画像、標式の直下にあたります。

先日記した棚田の「久留女木」の案内がありますがその途中が「川名」です。

 

話は飛びますが先週あたりの大河ドラマで「ここが伊平か」の台詞は小々違和感がありました。井伊一統が治めている場所として川名や渋川など、伊平よりも遠方の地がある中で比較的近い位置で高低差も少ない伊平を知らなかった風の言い回しでしたからね。川名への往来もあったように思いますが、三岳山をアップダウンの多い右回りコースか比較的平坦な左回りコースかの違いですから。

 

まぁ、昨日の番組内の流れの中での言葉でしたが「秋葉山の山伏」「今川家臣の松下」「二股の松井」の地元固有名の音の羅列には勝手ながら喜んでいました。

小野政次はこれで井伊にとっての「イイもの」の立ち回りになりそうな気配になりましたが、今回の彼の台詞の中で「憲法9条大切」を示唆しているような台詞がありました。

 

孫子の兵法「戦わずに勝つ」。それこそが「善の中の善」。

誹られ弱虫と他者の評価を受けようが「戦争をしない」という方向を模索することが為政者の本望であると。

そこのところが今響いてこなければダメですね。平和を望む心それが肝心。

 

それにしても「二五七」(ぢごな)の読みの由来は不明。

当家のネコ「五六八」(いろは)の如く意味があるのでしょうか?

ちなみに当家の「いろは」は五六八(五郎八)姫から。伊達政宗の娘の名からいただきました。

 

私どもは同じそばを注文しましたが注文をするにも番号票を配られるほどの満員状態。お昼の20分ほど前でした。5分ほど待って番号を呼ばれるとそこで初めて注文。

出てきたのが12時を回った辺りでした。すると12時05分で「そば終了しました」の声。その3分後に「うどんも終了しました」でした。

11時からの開店ですが「何とも欲のない店」ですね。

まぁ手打ちには限界があるということでしょう。

 

うまいにはうまいのですが、少々お高めで量も軽め。満員で外テーブルの食事となりましたが彼にとってはタバコが吸えるのでラッキーだったよう。今時、テーブルに灰皿が置いてある店は珍しい部類となりました。

尚お盆の上、オレンジ色の代物は「卵の黄身の味噌づけ」で少々塩辛い。初めて食しました。

 

さて「お国公認の殺人企業」とはヘビースモーカーの「奥の墓道」氏のJT(日本たばこ)の形容。

その呪縛から逃れたくても逃れられない意思薄弱の自虐、それを商う会社を罵った発言です。

ちょっとした休憩時にたて続けに2本目に火をつけたところで私の訝しがる目を感じて彼の口から発せられました。

 

そういえば「やめればイイじゃん」の私の台詞はここのところ彼と会うたびの毎度の「なぁなぁ返答」ではありますが、あまり親身とはいえません。

これはいかにも当たり前すぎる言葉だからです。

常習者にとっては「やめたくてもやめられない」いわばどうにもならないテーマですからね。

しかしその常習的趣向も現実自ら断ち切った方も多数おられることも事実です。これも安直ですが「やる気次第」なのですから。

 

私の周囲でもそれをやめきれたという快挙を得た方々は多数おられますが、まず大抵は医師から「死ぬよ」等の忠告を受けたことがきっかけです。

彼の場合はまだそれほどの重い勧告を受けていないこともあって内心「まだまだ大丈夫!!」という気持ちが充満しているのでしょうね。ただし前述のとおり自らの躰を客観的に俯瞰し「タバコ依存症」(彼の口から)を解してその収拾をどこかで図っているところはあるのかも知れません。

 

会話の中「オレの墓道、終着はいつか?」とのストレートな質問には「状況からしてあと10年」と知ったかぶってこちらもまたストレートに。

そもそも人の生き死になどわかったものではありませんし、自分でさえも明日をも知れぬ身ですから無茶といえば無茶な返答でした。ただどう見てもタバコの吸いすぎは目に余るものがあったということです。

 

タバコの害は「絶対的」であることはすでに人口に膾炙している絶対的事実で、もはや社会の悪となり果てた嗜好品です。

 

この「嗜好品」という語が「自由」の風を醸し出してそれらの趣向に向かう人たちの背中を押してきたという歴史があるのです。そろそろその語を剥奪して、「害毒」と一言記した方がよろしいのかも知れません。それが憲法で保障された国民の権利であり国が徹底して守るべきことですね。

非喫煙者が受動喫煙によって発症する(肺がん・脳卒中・虚血性疾患・・・)本来かからなくてもイイ余計な疾病にかかる医療費が2014年だけで3233億円に上った(厚労省)という研究発表がありました。そして喫煙者そのものの医療費を推計すれば・・・

1兆1669億円/年の破格の数字。

体に悪い事を承知しての喫煙によって寿命を縮めることは致し方ないにしろ全然関係のない「非喫煙者」が受動喫煙によって年に15000人が死亡している状況をお国が看過している様はいかにもお粗末です。

 

人口減少を危惧していてそれを放置している大矛盾に気づけないところはいかにも今の「芸家」に落ちた者ども(政治家)らしい。まさに政治家は「芸人」の如く見えてしまう昨今です。

 

差別の意図はありません・・・歴史的に「芸人」といえば職としては最低レベルのイメージでしたが今は持て囃されているというところも歴史の変遷。一昔前であっても「芸」など口に出そうものなら勘当モノでしたね。

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コメント: 2
  • #1

    くりくり (月曜日, 08 5月 2017 00:18)

    久留女木あたりは、以前は遠いと思ったのですが
    三遠南信道が伸びてかなり行きやすくなりましたね
    以前、火よんどり、おくないなど見てきましたが、魅力的な祭りでした。

  • #2

    今井一光 (月曜日, 08 5月 2017 08:13)

    ありがとうございます。
    三遠南信自動車道はどうしてもこちらからの道程では使用しにくいですね。
    完全開通が待ち遠しいところですが、何時になれば長野県内にホイという具合に
    入れるようになるのか・・・