「夥し」心わくわく  墓石累々 敏満寺石仏谷墓

昨日のニュースで

①「これは期待できそう」と思ったニュースが「アルツハイマー進行抑制に成功=免疫細胞回復 マウス実験にて-名古屋大」。

そして②「やはりな」と思ったニュースが「アメリカ大統領選のインチキ」(トランプとプーチンがつるんでいた・・・)というもの。現状FBIが捜査の手を伸ばしているとのこと。

①は新薬や効果について日々たくさんの病状改善のための各「発見」のニュースが入っていますが、この「アルツハイマー」関連のニュースはその「明るい未来」の連想に特に喜びました。

だれもがメカニズムと病気の脅威は承知しているところで年齢を重ねることによりある程度のそれに近い症状は「しょうがない」との諦めがあるものでしょう。それを「患者の脳内に蓄積するペプチドを分解する免疫細胞の能力を回復させ、症状の進行を遅らせる実験に成功した」との報せです。

このニュースは「長生きすることに生きがい」を感じるという画期的な科学の恩恵に繋がるかもしれません。

 

生きていても「病的な物忘れ」・・・「アルツハイマー」が待ち受けているというのでしたらこれほどつまらないことはありません。癌とアルツハイマーの病が早く解消できる世の中になって欲しいものです。

 

②は高見の見物。自分の口を挟む余地のない場所の喧騒に離れた場所(テレビのモニター)から「楽しく」拝見させていただきますが、とりあえずその手の「見物」では23日のあの園長先生の証人喚問も。まさに「ショータイム」です。

昨日は園の補助金の返還も決まったというニュースがありましたが、園長先生はまさに窮鼠の躰。どう喰いついて、お偉いさんたちを葬っちゃうのか、裏工作等も進んでしゅんと大人しくなって看板倒れになるのか、興味津々。野球は余興、本番は「よしもと新喜劇風国会劇場」、まずはそちらからです。

 

さて、「お楽しみ」とはいうものの私にとってその楽しいひと時で「墓場放浪」に優るものはないですね。まあ永田町界隈に出没する魑魅魍魎についてもその手のものと変わりないとの御指摘も受けそうですが・・・

そう私の方向は心身ともに健全な方です。

 

ずっと「敏満寺」(現胡宮神社境内)について記していますが、私が一番に「楽しい!!」と歓喜踊躍した場所は標記「敏満寺石仏谷墓」でした。

 

古くから葬送と弔い崇敬の地、敏満寺の広大な墓域が発掘調査中であることは承知していましたが当然の如く私はそちらに向かいました。

青龍山西麓の現場はズバリ殆どそのままの感。

作業員が数人で土嚢袋を積み上げて土砂の流出を防ぐ工事をしていました。

 

おそらくひな壇状に造成されていたのだと思われますが、この発掘調査後の工事ははゆくゆくのこの地の観光の目玉と整備したいという気持ちがあるのかも知れません。

尚、調査ではこの地は墓所と荼毘所を兼ねていたようで、琵琶湖方面の比叡の山麓に沈む西方浄土を意識した地であったことが想えます。

 

果たして墓場が観光地となるかはわかりませんが、こちらの埋蔵石仏の推定数は1600と言われていますので中世居館のスタンダードなスケール「一町四方」よりは一回り小さいようですがその墓域に整然と並べられればそれは圧巻でしょう。

 

一言言わせていただければ並べられた石仏にあの赤い前掛けを着けるのだけはやめて欲しいですね。

しかし、私のその石仏たちとの出会いの嬉しさは何よりも「土中からお顔」の奇特です。

本日は累々と点在する石仏を少々アップさせていただきます。

上の画像④、狛犬の内側に大日堂と観音堂の案内板。特異です。

以下5つは青龍山を下山、行き当たりばったりで降りたところ。

フェンスは2重で獣の集落への侵入を阻んでいます。④右が青龍山。⑤が振り返ったところ。

何もない。誰もいない。それがまたいいですね。

以下「敏満寺石仏谷墓」 私がお会いした方々

余談ですが看板の文字の件、他にも修正箇所あるようですが、「郡→群」でしょうね。まぁ人さまの事は言えません。

一つ一つ大切に掘り出していただきますよう。

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コメント: 2
  • #1

    小山昭治 (水曜日, 22 3月 2017 08:47)

    いやいやお見事。石屋さんは大繁盛でしたね。
    しかも1軒じゃなく、たくさんの石屋さんがいたのでしょうね。
    商売人はそちらを考えてしまいます。

  • #2

    今井一光 (水曜日, 22 3月 2017 10:19)

    ありがとうございます。
    現場作業中の方が間顔で仰っていましたが、こちらでの作業は気分があまりよくないと。
    荼毘所のうえ荒れ果てた墓地、骨納器なども出てくる場所に足を踏み入れて
    土を掘り起こすことは死者の眠りを妨げているのではないかという悩みです。
    死者の尊厳と畏怖は当然でしょうね。
    滅多にお目に掛れないような現状の圧倒的雰囲気に押されているようでした。
    私ならば家が近ければバイトで雇ってもらいたいくらいです。