対すべき鬼は私の心  鬼門は自身 駿府城北御門

日々見聞するニュース報道は人間界のドロドロ-刹那の六道輪廻ぐるぐるの様-色々ありますね。部外者にとっては興味本位の域を出ませんが当事者にとっては悔恨の残ることもありましょう。

特に企業活動というものはつまるところ(ルールにのっとり)同業他社を引きずり降ろしてでも己のみが「勝つ」こととも言っていい形態ですので、その結末の責任というものは経営者それぞれ(または会社)が負っていけばよろしいこと。よってどう転ぼうが私たちはただの傍観者。

 

昨日はあの「液晶のシャープ」がTV国内生産撤退の報がありました。私も「世界の亀山」の掛け声にのせられて、かつて1台購入した口です。

そのテレビは現在、庫裏の居間に鎮座して日々楽しませていただいていますが比較的ご長寿です。

それとは別に本堂用に1台東芝製の液晶テレビを置いて多様に活用していました(購入は同時期)が昨年、突然の不調に陥って撤去するはめに。その後はプロジェクターを購入し、そちらからの映像をスクリーンに投影する方法に変えています。

 

テレビはやめたということですが、今のところそれは正解。

プロジェクターの画像は堂内の照明を落とした方が見やすいため薄暗くなることが少々難点ですが、テレビモニターがどーんと存在感を現すより全然イイですね。

まあ、家電製品には当たりはずれはあることは承知していますが、シャープ製品が健在であることに比していやはや東芝さんのそれには参りました。

 

東芝といえば前代未聞の惨憺たる躰を晒して、かつてのお偉いさまを経団連に輩出した頃とはうって変わっています。

どうすればあれだけ大損できるのか私のようなド素人にはまったく理解不能ですが、一言でキレイに記せば「儚い原発への夢」なのでしょう。ハッキリ悪口を言えば「みっともない」「経営者の無能」なのでしょうね。

銀行が手を貸さなくては危篤の病人の如くのお手上げ状態ですから、会社はそろそろ「崩壊」「白旗」ではないか(会社更生法)と関係者は戦々恐々のところでしょう。

 

原発推進の旗を振りかざしている政府がお友達も多そうなあの会社を潰したがらないことは大いに推察できますが、インチキが跋扈する政経社会、フェアーにやっていただきたいものです。

少なくとも国民に不都合な結果をもたらさないでいただきたいと思います。

 

まぁ銀行の融資もイイ加減「つきあいきれない」レベルになっているのではないでしょうか。

根拠ない追加融資の決定は今度は銀行自身の首を絞めるでしょう。担当者は株主代表訴訟に背任罪、すべてを失うことになりますからね。

 

悪い夢(独り勝ちの大儲け)を見すぎた結果と思えば自業自得だったと納得していただけるところかも。

 

そこで「鬼門」を思います。

その辺りの件は駿府の愛宕山城のブログにさらっと記しましたが「鬼門こそ私自身」「鬼は私」であるということ。

そのことを知ってか知らずか「自分は善人」と吹くのが人間。

特に政治家にエライ人。

 

どちらかで「節分」について「鬼は自分自身」だから豆は外に投げずに自分が喰え(健康にイイ!!)の如く記したことがありましたが、その悪辣な心を自ら見抜いて修正しようというのが仏の法ですね。

 

その昔からの倣いでもある「鬼門」ですが、城割の堀でいえばその方角は大抵が「不自然にゴチャゴチャ」感のカタチがあります。それが「鬼門除け」。

駿府城の北御門から東側のコーナーにかけての「不自然さ」のことですね。直線が急に角度を出したり角が2段になったりそれぞれ段差を作ったり・・・きっと陰陽道や呪いに長けた専門家に助言させて作ったのでしょう。

私ども宗旨ではそこのところ一笑に付します。西という方角は意識しますがね(関係ありませんが・・・)。