5000万円、5000万円・・・二人合わせて・・1億 ?

今年最後と思わせる夏日。おかげさまで午前中から大工仕事とあいなりました。

境内楽市用に二人用のベンチを増やそうと予定通り動くことができました。サイズ間違えをしでかして材料が足りなくなったことはショックでしたが三脚増やすことができました。ただそれだけで、ヘトヘトになりました。

途中久々に動かした外の作業台に白アリの発生を発見し、ざっと見える者どもはバーナーで焼き払い、ポンプの整備をして翌日の白アリ防除剤の散布の準備は完了です。

 

よく隣の家から白アリが・・・などと原因を他に転嫁するような話を聞きますが、案外白アリは何処の土の中にもいるような気がします。拙寺の庫裏はかなりあ奴らに食い荒らされていますので、きっと次の震度6強辺りで倒壊するは必定です。

「地震さん来ないでください」とただ願うだけ。為す術無し。

 

さて、浜岡は池新田の叔母のかかりつけの医院は丸尾医院でした。ブログでも既報ですが拙寺襖絵の作者丸尾月嶂の子孫の家系です。

丸尾月嶂の襖絵については他にも記していますので一番下のサイトマップを開いて「Ctrl+F ページ内の検索」で「丸尾」あるいは「襖絵」で検索してみてください。

 

叔母だけではなく浜岡界隈に住む人たちに親しまれ続けていた内科開業医でしたが、先般閉院してしまいました。叔母は紹介状を書いていただいたものの次にどこに行くか迷っていました。

福祉施設以外はガラガラで一説に一日800万円近い赤字が出ているという噂の御前崎病院以外にどこがあるかと危惧していたのですが、何とも驚きなのは丸尾医院の閉院と軌を一にして、次から次に医院が池新田地区に開業しているのです。

 

ああこれでよかった・・・とは思ったもののあまりにもタイミングが良すぎますし、以前から浜岡には、「原発があるから医者はやってこない」というのが通例だったのですが、一転この医院の建築ラッシュと新規医院のデビューについて、御前崎市の人に「どーゆーこと?」と聞いてみました。

すると表記の言葉が返ってきたのです。

まるでなんば花月のお笑いのボケのようですが、まんざら過大に言っているのではなさそう。 

それもそのはず「何てこったぁパンナコッタ」で駄洒落が出るくらい。

 

この件は御前崎市が今年早々に発した「診療所等開設資金支援補助制度」にあったのでした。

要は御前崎市に診療所等の医療施設を開設するに費用の一部を助成するというものです。

と言っても財源は中部電力であることは見え見えですが、傍から見れば大盤振る舞いの様。

ちゃんと御前崎市のサイトにも詳細記されていますのでご興味のある方はどうぞ。

 

私がお聞きした方から「あそこの医院は開業するに夫婦で申請したから2倍の1億だね」と仰ったものをそのまま記したのですが、まんざらその手の厚遇はありえましょう。

牧之原市ではその手の制度は聞いた事がありません。

原発の被害想定は殆ど同じなのにこんな差があるのは露骨。

ただし牧之原市にこういった制度が無いことに対しての不満ではありませんよ。

ただ開いた口がふさがらなかっただけ。

 

ちなみに我ら牧之原市民は「胃が痛い」といって榛原病院に行くと胃カメラの予約に半月以上は待たされます。

「冗談じゃない」と電話予約して元菊川病院の先生が開業した医院を探し出して飛び込んだ人がその日のうちに「医師から朝飯食べてないなら胃カメラやっていく?」と先方から勧められたそう。

 

要はこの牧之原には人材がいないということですね。

去る人ばかりで入る人が居ません。

そのような場合はつまるところ「カネが物を言う」というところが御前崎。カネもない人もない・・・

 

画像①は以前箕作城のところで記した「奥の墓道氏」とよく入った「餃子の王将」。

観音寺城と箕作城の中間点にあります。

先日はお腹ペコペコで五箇荘交差点を目指しましたが閉店撤退後のテナント募集の掲示がされていました。ガックリでした。

②は浜岡池新田地区の皆さんが津波退避に使う命山。

池新田は古来より新野の眼前に広がる湖沼で、それを埋め立てたもの。地震の際には再び海に戻ることを想定しているのでしょう。ではその先にある原発は?という疑問も起こります。