「南海トラフ巨大地震~最新データ」NHK静岡

昨晩放映されたNHK総合の

「南海トラフ巨大地震~最新データから見えてきた脅威~」

は三重愛知静岡の人々にこれでもかと追い打ちをかけるが如くの厳しい内容でした。

勿論「南海トラフ」といえばその他太平洋岸地域に大きくまたがりますのでその恐怖は同様でしょうが。

 

これは今年の5月に海上保安庁より発表されたデータを元にした研究結果です。

渥美半島から遠州灘に巨大なひずみがあること、そして日本列島がのっているユーラシアプレートの下に沈み込んでいるフィリピン海プレートの境目を[プレート境界線]と言いますがその境界線に「ひずみの集中帯」があることがわかったそう。

 

そのプレートの関係を「ベルトコンベアの下にベルトコンベアが入り込んでいる姿」に形容されることがあります。

上側のプレートが入り込む下側のプレートに引きずられてどこかの時点で耐え切れずに跳ね上がる事が地震発生のメカニズムですが、番組ではそのひずみが溜まっている場所を「地震の巣」という形容をしていました。まったく嫌な感じです。

 

特に[プレート境界線]のひずみは津波の巨大化につながるといいます。

扇やうちわの先端ほど風が起きることに似ていますね。

そこでシミュレーションが行われていましたが確か伊豆の石廊崎で最大33mとの数値。牧之原が13mでした。

 

浜岡原発の再開反対のトーンも下がりつつあるこの頃、電力会社と各自治体との距離も近くなっているご様子。

「ほとぼり 冷めたぁ~?」てなところでしょうか。

昨晩も電力と自治体首長さんたちで「なんやらかんやらの調印式」があったとのニュースもありましたが、この海上保安庁のデータを見てしまった私たち、どうしてくれるのでしょう。

シミュレーションでは原発に向かって凄い勢いで津波が押し寄せていましたがね。

 

高い防御壁の耐性についてまったく未知数。

また高くすればそれだけ抵抗が増えることは私のような者でも想像がつきます。

まあ、いつも記していますがあそこで岩盤を主張の誤魔化しずありますが、アレはただ「堅いところ」ということらしいですよ。

要は海岸の岩場程度のレベルとも。

そもそもあの隆起地の建造物など何一つ信用なりません。

テレビでは電力屋さんがあいかわらず「安全」なる語を口上していました。

 「海上保安庁は余計なことをしやがって・・・」というのが再開を虎視眈々と狙うの人々の本音でしょう。

 

きっと被災想定の書き直しということになるはずですね。

しかしあの手の番組は地域番組ではなく全国版でやってほしいものです。気分が悪くなりましたが「注意喚起」は常々してもらわないと私のような「アホ」は忘れることが多いので、ありがたいことと承ります。

 

しかし選挙で原発が争点になっていないのはまったく不可解なことです。

画像は私のストレス解消法(コーピング)のひとつです。

こいつらをいじくりまわせばたちまち嫌な事は忘れます。

しかしその時、逃がすことを考えるとまた考え悩むことに。

自分でドア開けられませんから。