過去の地形図や空中写真を見る Googleマップ

直近は晴れが続く予報で、仕事をするなら今がチャンスです。

6月に入って梅雨入りすれば家に引き込んでいるのみですから。

 

昨日の続き。

不動産物件への憧れは当然の如く私にもあります。

この付近の皆さんの推奨の地でいえば拙寺先祖が遠州の地に参って最初に一宇を建てた菊川あたりに拙寺の避難所を設ける方向性は悪くないとは思っていました。

 

私が当地にてお世話になるようになってから駿河湾沖地震M6.5弱の本堂大棟の崩落、そして大修復から始まって、「3.11」そして先の「熊本」という具合に立て続けにまた嫌というほど地震の恐怖を味わうことになりました。

 

また、将来愚息に無事16代目を譲り、彼が家庭を持つという快挙を得たとすれば、私どもの居る場所がありません。

よって上記の如く、身を引き終の棲家とする「家」が欲しかったのです。借家でも何でも良かったのですが、やはり熊本の様子をテレビ画面で見て今動くべきであると感じたのでした。

やはり、拙寺の財物、譬えば御本尊はそのまま本堂にいらしていただくとして、脇にある海の如来さんはどこかに避難させておけば、もしもの際には、そちらの阿弥陀さんを本尊にして再興するという選択肢が残りますし、何事も分散して安置することは危機管理の鉄則でもあります。

 

ということで「どうしようか~~」としばらくはもやもやと思案しておりましたが、方向としては菊川行きはやめようという腹積もりに。

やはり私が菊川に行くということは相良に住まわれ続ける方々に顔向けができないこともありますが、当初菊川あたりで避難所を設けて、如来さんを安置していたとしてもその距離感は放置にもつながり、防犯上もよくありません。

以前のどこかの町長さんが子息を掛川方面に住まわせていたことを「逃がした」などと言われていたことも思い出しました。

 

今ベストな方策は、消費税上げが猶予され、尚且つ最低金利の今、銀行借り入れをして、会館を壊して何か作ろうという算段をしています。檀家さんの鉄工所に依頼し重量鉄骨を6本~8本を打ち込んだ津波避難タワーも兼ねた建物はどうかと考えていますが、予算はなかなか厳しいところ。

実現は今のところ「夢」のレベルでしょうが要は相良に居続けるという決断をしたということです。

 

さて、菊川といっても新興の住宅地への居住は昨日の藤枝についても記しましたが、そのスタンスは同様です。精査が必要です。

こちらの地形は「菊川」という大河の河岸段丘、扇状砂地、谷に台地が入り組んでいます。また内陸地という人気もあって最近では田圃からの造成地も各所に散見されるようになりました。

 

私が「この地から動かない」と決めたのは、砂上とはいえ、「この辺りには岩盤があって比較的揺れにくい」と祖父・父あたりから言われていたからでもあります。

にもかかわらず、ロクに知りもしない地の調査を転居を前提にして進めていく気になれなかったということもあります。

 

とにかく、いつ地震が来るのか、津波はどれくらいの高さか、原発は地殻変動で一発で壊れるのか・・・等々色々頭を悩ませているところです。盲腸ではありませんが小さいヤツで騙し騙し、散らして散らして小出しに発散してお許しをいただきたいものです。

 

画像①②は1975年の波津小堤山付近の図。双方とも西から「むら池」→「小堤山」そして拙寺が写っています。

今は「むら池」は埋め立てられて「B&G海洋センター」が建っています。この池はそこから南に広がっていた田圃へ水を供給する水源で、私が中学3年で小田原から転向して数年、フナ釣りの場でした。余談ですが殺人事件があった場所と聞きました。

 

また②地図でもわかりますが「むら池」の南側の田圃は今は「汐見台」という新しい町名を冠にした新興住宅地となっています。「水が出ちゃった」という声が聞こえてきましたが今は収まっているのでしょうか。

この田圃のあぜ道を奥の墓道氏らと授業をサボってゲラゲラ笑いながら自転車で全力滑走したものです。

相良町が主体になって分譲していましたが、当時完売していたといいます。

 

③は1990年の相良の海岸。④は直近のもの。

潮の干満を加味していませんが、やはり1990年画像のものは砂浜が多いように見えます。

 

標記の「過去の地形図や空中写真を見る Googleマップ」にてググっていただければ日本各地の古い航空写真が見られるかも知れません。もし知らない土地の物件を求めるのならば一度は過去の航空図をあたってみるべきでしょうね。

 

ちなみに昨日の「清里」では土地改変時期が早かったのか、古い航空図はわかりませんでした。

ただし改変後か、一旦ため池を作ったのか、それらしき画像が確認できました。勿論現在はその上に家が建っていますね。

 

下図は藤枝清里神明神社とそちらの丘から見た潮山。

住宅街の北側からの様子。