おそるべし「相良タイム」 ミス連続  少々反省

先日の京都バス遠足。

ホテルのある四条通の烏丸通から河原町通間は、片側一車線化されて車両通行の大混雑につながっていることはブログでも何度かお知らせした通りです。

今回の旅行はその四条通のど真中(麩屋町通)に宿泊先を設定したため、ちょっとしたトラブルが発生しました。

 

片側一車線化したといっても何mかおきに駐車帯があって、乗降5分間の猶予があることを見計らってのホテル選定でしたが、当日までそのミスに気が付きませんでした。

ガイドさんに聞いて初めて知ったことです。

これは「観光バスは進入禁止」ということ。さすがにそれには驚きました。

よってアドリブで四条通の南座の前、河原町通、烏丸通の3か所の選択肢があがりましたが、結局一番停車しやすい烏丸通となりました。距離は約600m(場所はここ)。大分苦労を掛けてしまいました。

駐車場を降りてスグ、チェックインに慣れた皆さんには苦痛を強いたでしょうね。 

停車場所を吟味するというのはバス旅行企画の必須条件であることをまざまざと知らされました。

 

88歳を筆頭に平均年齢は70代中盤ほどで勿論私が最年少。

また身障者で自力歩行の方も同行していますので隊列は長く伸びてそのコントロールにケアが必要でした。

私としてもチェックイン時は先頭に居なくてはなりませんし、チェックアウトは最後尾とならなくてはいけませんので、それは捌きのベテランである静鉄現役運転手でツアーに参加していただいているM氏にそのどちらか一方をお願いするワケですが、完璧な制御は難しいこととなります。

 

殊にチェックアウト後の集合時間はホテル2階ロビーではなく1階の通路と指定していました。これはエレベーターが2台しかなく、停滞してしまうためです。ところが時間の20~30分前には皆さんが集まりだしてざわざわ。

 

沖縄時代には30分~1時間の遅刻は当たり前の文化「沖縄タイム」というものに驚きましたがその逆バージョンの「相良タイム」です。文化の違いといってはそれまでですが、その正反対地域の真逆を経験しているのは私でした。

 

本当に「相良人の約束時間」で1時間前集合など普通のようです。

私ごとですが法事などを前に「まだ大丈夫」などと庫裏でトレパン姿で寛いでいるところへ訪れられるなど何度も恥をかいています。

正確な約束時間に集合したとしても先に居た知り合いに「遅かったね」と皮肉られることも多々あるのです。

 

ホテル階下に集合しだした皆さんは時間まで待ち切れずに「行ってていいか?」となります。私は、その方が好都合であると「では、各自で集合場所へ」と皆さんにお願いしました。

殆ど時間通りに来た最終のKさんを見送ってから、再び舞い戻ってくる方、忘れ物等の対応をしようと3分程度携帯を片手に滞留し、私はいざ集合場所にと向かいました。

 

バス乗車後にロクなチェックもせずに、というか皆さんの「OK!」サインを見てバスは発車しましたが、100mほど走って「Kさんがいないよ」の声に顔面蒼白となりました。

これは「各自由行動」もあって、人数が足りなくなっていることは別段問題のないところでしたが、その方は「バス乗車組」でした。私より3分先に向かっている筈なのにどうして・・・という疑問が残りましたが、何と烏丸通を通過して堀川通方向へひたすら歩いていたとのこと。ちなみにK氏は榛原の方ですから、「相良タイム」に慣れていなかったようです。

 

何とか携帯で連絡をとって次の集合場所までタクシーで向かっていただきました。その方は京都の町中には不案内の様、自身の所在を指示できなかったのでその方法が一番でした。のち無事ドッキングは成功しました。

 

そうですね、京都慣れした私のイイ加減な指示が「すわ・・」という緊張感を皆さんに提供してしまいましたが、滅多に来たことのない方を同じ土俵にあげて動いてもらおうということが無理がありました。

 

京都市内でも京都駅に次ぐ繁華街ですから、割り切って都会の京都を歩いてみるという余裕をお願いしましたが、確かに「足が・・・」とへろへろになっている方もいらっしゃいました。

「一旦行方知れず」も「歩かされての足の痛み」も「旅行の醍醐味です」とへらへらとしている・・・これも私です。

毎年旅行参加者が減っているのはこのせいですね。

 

画像①東本願寺勅使門(菊の門)前より乗車。四条烏丸で下車。午後2時30分にはチェックインしてそのあとは自由行動。

②③東急ハンズ四条店前を徒歩にて通過。④迂回要請の幕がかかる四条大橋。⑤左右に停車スペースがありますが・・・。

⑥ホテル5階から四条通。ホテルはセキュリティにはかなり気を使っています。部屋のカードを忘れればエレベーターも動きません。女子大浴場には各自配られた暗証番号が必要です。

それを忘れて部屋に調べに戻った人もいたとのこと。

皆さん、部屋の開閉が磁気カードで金属製の鍵がないことにも感激していたようです。