きいろは気色と母が・・・ドクターイエロー  平和

 

GWの憲法記念日。

ああだこうだとややこしいこと好きな事、放言しまくっているお偉いさんたちが目立ちますね。

あの戦争に大負けして真の平和を誓ったはずなのに、時間が経つと人はみんなその反省など忘れてしまうものなのですね。

勇ましい事ばかり言っているよう。

 

あらためてぶっちゃけ、記します。

刑法は国民を規制するもの。憲法は政治家を縛るもの。

政治家が憲法を変えると仰るのは、自らを縛る鎖を解けと言っているような甘言です。騙されてはいけません。詭弁がまかり通っています。

 

東京の知事さんを見てください。人というものはエラくなるとまるでセレブになったようなつもりで無茶をやりますね。

税金を自分のカネの如く、湯水のように使っての開き直り。

滑稽ですが住む世界が変わって「何様」かに変身してしまうのです。人の心のもちようにもよりますが往々にして人間の傲慢とはそんなものなのです。

 

だからこれ以上エライ人を自由にさせてはいけないということです。権力者には「キツく縛る法」が必要であります。

勿論、国民が主役となって彼らを縛る道具(法)を駆使するのです。それを縛られている側が「緩めろ」というのがその改正論者の言い分なのでした。

 

一旦緩めてしまえば「やりたい放題」をされて結局は国民が酷い目にあうことは必然。恐ろしいことになりますよ。子供たちのために権力者(政治屋)に自由を与えてはなりません。

 

特に若い皆さんへ。

現憲法の立憲平和主義の「普遍性」(変えないこと)は恒久平和の願いを原点にしています。

古い」とか「押し付けられた」とかの変更するための理由をまことしやかに主張する人がいますが、押し付けられてなどいません。歴とした日本人が作ったものです。

大事に大切にご先祖様の失敗と願いを守っていかなくてはなりませんよ

 

古いから新しくしなくてはならないなどという論理も可笑しい限り。ハッキリと「やりたいことができないから」と言ってみればいいのに・・・。

平和を求めて反省する心に「古い新しい」がどうしてありましょう。

古いものの良さを感じましょう、新しいものの何がすばらしいのでしょうか。

熊本城の石垣も新しく積んだ個所が崩れて清正時代の石積みは頑丈だったというではありませんか。

古いだ新しいだの論拠ほどアテにならないものはありません。

むしろそれを唱える方々のお頭が復古主義的のようでこれまた笑止。

 

さて、若いころ黄色のシャツなどを着ると母が決まって言ったことといえば、あきれ顔で「このキ印!」です。

理由はわかりませんが母は「黄色」が嫌いだったようでその系統の色に関しては特に嫌悪感を丸出しにしていいました。

 

ただし母の罵声「キ印」の本来の意味は俗に「気が違っている」の意で、その「色」についての「き」ではありません。「き」は音が同じだけなのですが、母からすれば「どうかしている色」という意もあって本来の意味と同様に使っていたのでしょう。

そういうわけでその系統の色は私もそのイメージが増していきやはり「キ印」に変わり「勝色(紺系)」への趣向となったものでした。

何といっても黄色は強烈に目立ちますからね。

 

戦国期には秀吉が信長に真似て自らの周囲に置いた馬廻り衆、黒母衣(くろほろ)衆と赤母衣(あかほろ)衆の「赤組黒組」に追加して置いた秀吉オリジナルの黄母衣衆の「黄」がありますがこの色はむしろ秀吉精鋭の色のイメージで他を威嚇したでしょう。

まぁ「目立ってなんぼ」の世界でしたから。

 

しかし「最強」イメージはやはり「赤」ですね。

甲州軍団の「赤」(飯富虎昌)に「井伊の赤備え」、「真田信繁の赤備え」ですね。

朱色の発色にはコストがかかったということもありましたのである程度の財力がなければ統一できなかったという面もありますから他から見た威圧感と憧れのような面もあったのでしょう。

 

さて、新幹線でいえば「青と白」のイメージがあまりにも強いものがありますが、実は「黄色の新幹線」というものがあってこれに出くわすことができれば誰が言ったか「幸せになれる」と言われています。まあそれだけ見ることも珍しい事というのでしょう。

これは線路や架線を走りながら検査する客を載せない事業用車両のこと。

お医者さんになぞらえて「ドクター・イエロー」と呼ばれています。

 

先日はメダカの繁殖を趣味にされている方について記しましたが本日は写真撮影を趣味に走り回っている方より。

毎回のバス旅行に参加してくださる檀家さんからの提供画像です。

 

前回のバス旅行大阪付近を走る車中からこの「黄色」を見かけたのですが、私は「珍しや!」と大はしゃぎしていました。

その際、その方からの「黄色」に対する熱意を聞かされたものでしたが、撮影には場所、天候、バック(特に富士山)というすべてのベストコンディションというものを知らされました。

 

私はその方の苦労も知らずに、「じゃあその画像見せて・・・」と気軽に。それが上記の画像です。

①画像は素人の私が勝手にいじくって左の先を切ってしまいました。①②とも富士川でそのスジの方たちが集まる名所とのこと。

直前まで無かった雲が富士山にかかったり、急に靄が出てきたりと、納得のいく写真はなかなか撮れないようです。

ここからの絵を撮るために好天時には他府県ナンバーのオンパレードになるよう。③が牧之原の切山。トンネルから出てくるタイミングを待つそうです。

 

「黄色」の意は「穏健」とか「平和」の意味がありますね。古い映画でジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の西部劇に「黄色いリボン」(「She Wore a Yellow Ribbon」)がありますが、この映画は当時の西部を舞台とした活劇にあって、一切殺し合いなし、敵味方(騎兵隊vsインディアン)とも死人なしの演出だったようです。

今一度「黄色」を見直す時です。