2030年までに無くなる仕事 残る仕事・・・

AI知能が囲碁のプロ棋士を負かしたという話がありましたが、世の中はロボット流行り。

以前からからオートメーション機械化という合理化の手段がありましたが、今後いよいよ「人要らず」の業種が増えていくようです。

 

海外の学者のある論文で約700の業種について今後10年間存在しているのか消えてなくなっているかについて、その確率をそれぞれ試算したものがありましたが、それによるとそのうち半数が機械化と人工知能によってとって代わられるそう。

 

連ドラ「あさが来た」に出てくる職業は今は無くなっているものが多種出てきて、その時間の流れの残酷さというものを感じてきましたが、現代のその流れの速さというものはあの時代のもとは比較にならないほど迅速です。

たった10年ちょっとで今の半数の職業が無くなるというのですから。

 

ということで、今現在の仕事が10年後に続けていられるかという試算では90%の人たちが転職か失業を余儀なくさせられているというのですから恐ろしい限りです。

企業の支出の主たるものは人件費ですから、経営者は初期投資で機械化してしまえば「人要らず」、出費を減らす事ができて万々歳です。

これからはそういうロボット化へのシフトはずっと続いていくことでしょうね。

 

人の手を煩わさず時として危険な仕事を正確にやりこなすロボットがこれからどんどん進出すれば人は安全で労力は必要が無くなるものの、「やることが無さすぎ」、ずっとボケーっとしていればいい時代になるというのでしょうか。どこかで破たんしていくような気がします。

 

要は特に単純でパターン化した仕事はいよいよ機械化されていくというものでしょうが、漁業・農業はじめ工場労働、営業、工作、運送、配達、ドライバーなどが無くなってしまうそうです。

特に日本のお得意分野、技術立国といいますが、広範な業種に存在する正確無比の職人技巧というものが機械に代わられるというのは残念ですね。

 

坊さん世界でも機械的なシステム・・・、アマゾンが始めた「宅配坊主」風のものがありますが、やはり私は血の通った人間関係とコミュニティたる寺の存在をアピールしていきたいと思っています。

 

「残る職種」として、教師、カウンセラー、医師が挙げられていましたが、一言言わせていただければ、日本の医師事情の将来はそう安定的とは思えませんね。

人がいない・・・患者がいないのに今は医師だけは増え続けているとのこと。

医師は都会集中型の傾向が強く、過疎地には赴きたがらないそうです。これからは都会であっても患者のとりあいが発生するということと、AIの進歩によって診断も正確無比で感情のはいらない機械化の波があの世界を襲うのかと思っています。

 

5年10年でコロっと変わる社会、ひょっとしてサバイバルゲームがすでに始まっているの?そんな感じですね。

コンビニエンスもいいですが「人を大切にする社会」は忘れないでほしいです。経団連と政(まつりごと)に関わるみなさん!!。

 

画像は3月30日の丸山公園の桜。①の奥の屋根は知恩院。

歴史風土も失わないよう将来にわたって残していっていただきたいものです。