アメリカ大統領候補の予備選は面白いところまできています。

友好国アメリカの大統領ともなると日本のマスコミもこぞってその状況をくまなく放映。今年はよりエキサイトして大いに盛り上がっているよう。

当初はあたかも「奇怪な変人の泡沫」をも思わせたあの「花札」､いや失礼!トランプ氏の､思わぬ人気高揚の姿。

 

勝手な予想を記させていただければ､民主党クリントン氏としてはなんとなく楽勝の雰囲気がしないでもありません。

初の女性大統領の就任は近いかも。何より言っていることはまともですよね。

それは日本の経済界の人々にとって､通貨安競争の指摘－円安抑制－とTPPに関して厳しい言動は痺れるところがあるでしょうが､そこはあくまでも予備選のリップサービスで話半分。

庶民のわれらはそもそも興味のないところではありますし･･･

 

女史は予備選で多少肝を冷やしたところがありましたが､本選ではお相手となるトランプ氏が共和党の中からも批判が噴出するほどのおっちょこちょい振りをも見せていて知的共和党員としてはそろそろ辟易としてくるのではないでしょうか。

もしこの人が･･･と思うと身の毛もよだつような政策が予想されますし。

よって共和党員含めてまともなアメリカ人はトランプ氏から離れていくのだと思います。要は大統領のタマではない､ただの金持ち､大地主のイメージでしかありませんね。

 

私は西部劇繁盛の時代からハリウッド映画を見てきていますが､今の彼は超保守の排他的白人至上主義､大地主のキャラクターで､まるで劇中悪役そのものの姿。

いまだかつてアメリカ映画であの手の人が主人公たる地位を勝ち得たのを見たことがありません。

それともこれは私の見当違い?時代の変遷でしょうか･･･

 

さて､諏訪原城の発見済みの門址といわれている中でブログ内で記述を忘れた個所があります。

大きめな「二の曲輪中馬出」の北側「二の曲輪北馬出」の内側で外堀の外にあたりますね(航空図赤色★印)。

 

この場所に門があったとなると当然に通路の存在を考えますが､ここは台地の先端にあたる場所でもあります。現在の県道(旧国1)あたりから上がるかなりの急坂路からの入ロがあったのでしょう。

ということで現在城址には4つの門が数えられたということですね。

 

とにかく諏訪原城の整備の進捗は著しく､行くたびに様相が変わっています。

私は戦国の城＝はげ山のイメージ･･･を再現させるには鬱蒼と茂る木々は伐採して見通しをよくするのが適当と考えていましたので､この城に来ればまずは聞こえるチェーンソー音に､徹底して復元していこうという気概を感じていました。

 

先日､上記最後の画像(航空)にもハッキリと浮かび上がった「二の曲輪中馬出」の西側の林の中を散策していると(黄色★印)､久しぶりにニホンカモシカに遭遇しました。③のバックの山は粟ケ岳の「茶」マーク。

数年前に諏訪原にクマ情報があったその後､一切追加情報が無かったことから､おそらくこの者を端折って誤認たのだろうと思っていましたが､やはりその線は濃厚ですね。

 

彼は優しい性格で人間を怖がりませんので写真を撮らせてくれるのは以前､一宮の真田城でも記しました。しかしこんな場所で遭遇するとは･･･と本当の驚きです。

彼らの食事は広葉樹との感覚でしたので針葉樹だらけのこちらにいるのもおかしなことです。

 

何よりもこちらは開けた台地の先端で台地の根元の部分は「オール茶畑」の世界。そこで唯一残るのが諏訪原城の森だったのですが､城の整備のために木々はことごとく伐採され続けています。

 

そんな中､民家も点在していますし､アスファルトの道路をまたがなくては森には戻れません。ひとりで行動する種ですので遊びに来た程度でしたらいいのですが､ここを住処としていたのなら私ら人間どもの侵食は彼らや小動物に対してとんだ悪業を積んでいるということに気づかされました。

 

冬場で食べ物が無くここまで来ていたのだとしたら､下らぬ人間の写真被写体にさせられてしまい､まったく失礼､気の毒な事でした。ひょっとして茶畑の畝で､古い茶の実でも探していたのでしょうか。これからの彼の幸せを願ってやみません。