スジ書きはそうなの?  各各  希望と失望の交錯

スンニ派だろうがシーア派だろうがそんなことはどうでもいい大谷派の仏教徒の私ですが、今回のお隣さん同士のキナ臭い動きは、そもそもデキレースという噂がもっぱら。

サウジアラビア(スンニ派系)がシーア派指導者を「テロリストだから死刑」ということで処刑を断行したことから俄かにイラン(シーア派系)との関係が壊れ始めたというのが現状です。

 

産油国では筆頭のサウジと同じように産油国のイランはともに産出を調整して価格をコントロールしようとする姿勢は見せませんでしたが、ここへきて原油価格が「30ドル割れするかも」という憶測が出てきての限界説。もうこれ以上の価格低下には我慢ならないということだったのかも。

価格上昇に関しては「中東で戦争でも始まらなければ・・・」もはや上昇はないのではと考えていましたが、この国交断絶によって一気に産油国地帯の不安定度は増して原油価格は反転の兆しを見せています。

 

これにて、私が切に期待していた、これ以上のガソリンや軽油の価格の低下は無くなってしまったよう。とても残念な事です。

原油価格上昇期待というものはこのように、「中東状況の不穏」(地政学的リスク)の突出以外は、なくなっているのですね(産油国同士のかけひき)。

ということは人の苦労・苦難のうえに金儲けの指針が変わるということ。あの油ごときに人の命が振り回されることには遠い日本から見ていても不愉快な気分がします。何とか知性ある国際社会というものがあるのなら協力してこの愚かしい理由を背後に抱えた紛争をやめさせてほしいものです。

 

サウジは今時珍しい王様のいる国、「西側 親米」ということで、アメリカの追認を受けながら昔ながらのシステムを維持しているようです。

そして真の民主化とか人権という思想からはかけ離れたセンスしか持ち合わせていないように感じがしますね。

よってたまたま対抗する宗旨の人間が民主化運動のリーダーとなったこともあって、その芽を摘み取りながら強権の意思表示をしつつ、減産なきまま原油価格を上昇させるための「禁じ手」を使用したようにも感じます。

 

イランも原油価格上昇については悪い話ではありませんので、暴徒を鎮圧せず、黙認して暴れさせたという図式。

あとは国同士、プライドとプライドのぶつかり合い。

そんな見え見えの構図、何とか停めてもらいたいものです。

尊敬しあい認め合う、共存の必須スタンス以前の問題で自己主張がすぎています。

 

オイルマネーといって日本にも流入しているようですから、日本はサウジに肩入れするスタンスでしょうか。

ということは日本政府は「スンニ派」。

ホントは今一番喜んでいるのは日本政府と日銀のクロダ氏でしょう。

各「原油価格があがっていますから」を価格転嫁の理由にできますからね。「2%」の希望が開けたというものです。

庶民からすれば大失望ですね。「世界」の道徳観というものに望みをかけたいところです。

 

おカネのことだけでなく、紛争ぼっ発のおそれについては勿論の事。

くだらん金儲け(経済右肩上がり堅持)思想をいつまで持続できると思って戦争するのでしょう。

これを「秀吉状態」と私は考えています。

 

画像グレーチングは歩道に細工した排水溝を覆う物ですが、以前から年配者には危ない構造物だと思っていました。

1月1日の午後、衣・輪袈裟と草履のスタイルで颯爽本年第一回目の法要に向かおうと勝手知ったる「我が道」を歩きはじめてスグこの金物のの縁に草履を引っ掛けて、転倒しました。

 

転ぶ瞬間に、膝から着地すれば衣の裾と肘あたりを摺り切ることを想像したためか、思いっきり回転しながら受け身態勢を取っていました。

3m以上は転がっていましたが、着地後まず見回せば境内にはどなたもその目撃者がいないことを確認して安堵しました。何とも小恥ずかしいですから。

機嫌が良かったのはちょっとしたスリ傷に足袋のスリ切れはありましたが衣の損傷については皆無だったことです。

衣はクリーニングだけで大枚6000円以上を覚悟しますし、補修新調となれば涙が出ますからね。

数日後に見た連ドラでは「初転倒は縁起がいい」などという台詞がありました。そんなワケないですよ。

とにかく「着地」が大事なのです。それが私の「機縁」。

本年「有り難いこと」の1番目でした。

 

③④は年末年始に溜まったゴミたちと処分場。

10㎏50円で650円也。⑤は処理場から150号線に出たところ。地頭方ではさらなる海岸護岸工事が始まっていました。